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さらに、100均には棒針編みもかぎ針編みもできなくても、毛糸を回しかけていくだけでマフラーやニット帽が編める「編み機」も売っているのです。
今回はダイソーとセリアで買える、初心者向けの便利な商品や、棒針編みやかぎ針編みに挑戦したい方のための編み物グッズを紹介します。
ダイソーで買える「フレーム」がお得! 高見えするオシャレな「大型のフレーム」や「フォトフレーム」をご紹介します。
まず、編み物コーナーで目につくのは毛糸の種類の多さでしょう。
いわゆる普通の手編みのセーターに使えるアクリルの毛糸から、コットンレース用の細い糸、可愛い防寒具を作るのにちょうど良いもこもこの極太毛糸まで、さまざまな太さの毛糸が並んでいます。
また単色からミックスカラーといわれる1玉のなかに何色もグラデーションになっているものまで、色の展開も豊富です。
初心者におすすめなのが、もこもこの極太毛糸。
ダイソーでは「あむころMOLE YARN」、セリアでは「ふわもこモール」という商品名のものです。
どちらもミックスカラーで、1玉の量は約18メートルです。
スヌードや短めのマフラーを編む場合、4~5玉程度が必要なので、材料費440円で作ることができます。
ダイソーの「あむころ」の方が毛糸1本のボリュームがあり、使用する毛糸の玉数はやや少なく済むでしょう。
セリアの毛糸はごしょう産業という有名毛糸メーカーが製造したものなので、品質は保証できます。
100均ショップが編み物初心者に人気がある理由は、値段だけではありません。
初めて編み物に挑戦する人でも簡単に作品を完成させられる、豊富な種類のニットメーカー(編み機)が110円で買えるのです。
ダイソーには大人用のニット帽、マフラーなどの防寒具用の大きめのものから、あみぐるみ、ポンポンやタッセルメーカーまで、筆者が確認しただけでも8種類が売られています。
セリアも負けていません。
マフラー、ニット帽、ペットボトルカバーやタッセル、ボンボンメーカーなどの5種類のニットメーカーに加え、コースターや手織りのできる「織り機」もそろっていて、見ているだけで制作意欲がかき立てられます。
筆者は、ダイソーの毛糸「あむころ」4玉とセリアのマフラーメーカーで子ども用のマフラーを作りました。
毛糸をニットメーカーの突起の番号順に二重にかけ、付属のかぎ針で下の毛糸をすくって抜いていく「リリアン」の技法を応用したものです。
商品台紙の裏にかなり丁寧な説明があるので、小学校低学年ぐらいからできてしまうぐらい簡単に編めます。
冬休みに親子で挑戦してみるのも良いですね。
材料費440円、道具代220円(マフラーメーカーと毛糸用とじ針)の合計660円で防寒具を作ることができるのは、初心者にもハードルが低く、不器用な筆者でも編み物の楽しさを知ることができました。
「せっかくなので棒針編みや今流行のかぎ針編みに挑戦してみたい」という方にも、100均ショップにはいろんな太さの編み針がそろっています。
特に優秀なのが「玉付き棒針」。
有名手芸用品メーカーのものと遜色なく使えると、良いクチコミが多いです。
かぎ針編みも初めてチャレンジするのであれば、低コストで始められる上に、欲しい毛糸に合うサイズの編み針も同時に買えるので、気軽に始められます。
また、編み物に使う便利グッズもさまざまな商品が店頭に並んでいて、ほぼ110円です。
編み図で今どこを編んでいるかをわかりやすくするための「編み図マーカー」や段数の目印のための「目印リング」、ニットをとじるための「毛糸用とじ針」なども売られています。
初心者から、本格的に編み物を楽しんでいる中・上級者にも、100均ショップは心強い味方になるでしょう。
そんな100均ショップの編み物グッズですが、デメリットもあります。
やはり有名手芸用品メーカーの編み針の方が使い勝手は良いです。
実際に100均ショップの4本入り棒針は少し曲がっている商品もありました。
またかぎ針も長時間作業すると手が疲れる、製作過程でプラスティックを加工する際のギザギザである「バリ」が残っていて手に当たるなど、作りが雑な部分があります。
疲れたくない、道具だけは最初から良いものを使いたいという方は、編み針だけは有名手芸用品メーカーの商品を検討しても良いかもしれません。
とはいえ、いきなり手芸店で道具を購入すると高くついてしまい、続けられるかどうかわからない初心者には無駄買いのリスクもありますよね。
100均ショップでは編み物を始めるために必要な物がほとんどそろうので、まずは始めてみてから使いやすいお気に入りの道具を探すのがおすすめの始めかたです。
編み物と言うと、手先が器用な人の趣味というイメージを持たれてる方が多いかもしれません。
しかし100均ショップの編み物グッズを上手に使えば、初期投資が安く済み、お財布にも心構えも無理なく楽しめます。
低コストで楽しみながら、この秋冬の防寒具を手作りしてみませんか。(執筆者:加納 愛菜)
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