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イオングループ株主優待は子育て世代の味方 節約も遊びも両方楽しめます
今回の検証にあたり、TOPIXの過去6年の11月~12月株価騰落率平均(以下、株価騰落率平均)を目安にします。
TOPIXの株価騰落率平均は2.47%でした。
株価騰落率平均は特に良い数字とは言えませんが、2018年が騰落率マイナス14.09%だったため平均を大きく悪化させています。
そのため、相場が乱高下する荒相場でなければ多少強気になっていい期間でしょう。
今回紹介する手法は株主優待銘柄の需給を利用したトレードになります。
株主優待銘柄を扱いますが株主優待は取得しません。
なるべく権利付最終日までに売却します。
理由は権利落ち後に株価が下落しやすいからです。
ただ、複数単元株数を買った場合は100株(株主優待を取得する分の株数)だけ売却せずに株主優待を取得する分にはよいでしょう。
手法内容は11月初めに買い、権利付最終日までに売却し売却益を狙います。
銘柄ごとに株価騰落率平均を算出していますので、利益確定の参考にしてください。
例えば11月初めに株価1,000円で購入し、株価騰落率平均が10%であれば、1,100円を目安に利益確定するとよいでしょう。
≪画像元:フルテック≫
【株主優待内容】
(100株以上)1,000円分のクオカード
(500株以上)2,000円分のクオカード
(1,000株以上)3,000円分のクオカード
※1年以上継続保有すると1,000円分のクオカードを追加贈呈
【過去4年の11月~12月株価騰落率平均】9.47%
※フルテックは2017年に株主優待を新設したため、過去4年の平均を調査
フルテックは自動ドアの販売・施工・保守を手掛ける会社です。
業績面は好調とまでいきませんが、コロナ禍でもしっかり利益を確保しています。
フルテックは過去4年全てで11月から12月の権利付最終日まで(以下当期間)の株価が上昇しています。
さらに、フルテックは12月から買ったとしても約7%も株価上昇が期待できる銘柄です。
今回の調査で12月の株主優待銘柄は12月単体の株価が意外と弱い銘柄が多く、12月中も上昇が期待できるフルテックはイチオシ銘柄と言えます。
11月に株価がなかなか下げず買えなかったとしても、12月にまだまだ上昇する可能性があるので、高値圏でも買いを検討してみて下さい。
≪画像元:ポーラ・オルビスホールディングス≫
【株主優待内容】株主優待ポイント
・ 3年未満保有株主
(100株以上)15ポイント
(400株以上)60ポイント
(1,200株以上)80ポイント
(2,000株以上)100ポイント
・ 3年以上保有株主
(100株以上)35ポイント
(400株以上)80ポイント
(1,200株以上)100ポイント
(2,000株以上)120ポイント
※1ポイント100円相当
※ポイントは当社グループ商品等と引換
【過去6年の11月~12月株価騰落率平均】7.74%
ポーラオルビスは化粧品の大手企業です。
業績面は停滞しているもののコロナ収束とともに来期は回復が期待できるでしょう。
ポーラオルビスの株主優待は美容商材等と交換できる株主優待ポイントです。
ちなみにわが家はハンドケアセットをいただき、手がスベスベになったと妻に好評でした。
ポーラオルビスは過去6年中5年で当期間の株価騰落率平均がTOPIXの騰落率平均を上回っています。
さらに相場全体が急落した2018年を除く過去6年中5年で株価自体も上昇しているのも強みです。
≪画像元:ヤマハ発動機≫
【株主優待内容】ポイント
・ 3年未満保有株主
(100株以上)1,000ポイント
(500株以上)2,000ポイント
(1,000株以上)3,000ポイント
・ 3年以上保有株主
(100株以上)2,000ポイント
(500株以上)3,000ポイント
(1,000株以上)4,000ポイント
※ポイントは当社グループ会社所在地名産品等と引換
【過去4年の11月~12月株価騰落率平均】10.80%
ヤマハ発動機は2輪車の世界大手企業です。
業績面はコロナ禍でバイク需要が増えたことで、過去最高益更新見通しと好調です。
ヤマハ発動機の株主優待は各地名産品やジュビロ磐田観戦ペアチケットと交換できます。
ヤマハ発動機は過去6年全てで当期間の株価騰落率平均がTOPIXの騰落率平均を上回っています。
対TOPIX比で当期間中は今年も強い動きが期待できるため、上級者であればTOPIX売り、ヤマハ発動機買いのポジションを作って利益を狙うのもよいでしょう。
当期間の過去6年の株価上昇率は10%を超えるため、初心者の方は素直にヤマハ発動機を買って利益を狙っていきましょう。
≪画像元:ブロードリーフ≫
【株主優待内容】電子マネーTOYOTA Wallet
(500株以上)5,000円分
(1,000株以上)1万円分
(2,000株以上)2万円分
※ブロードリーフは2016年11月に株主優待を新設したため、過去4年の平均を調査
【過去4年の11月~12月株価騰落率平均】10.74%
ブロードリーフは自動車整備業者向け部品管理ソフトの販売会社です。
業績面ではサブスク契約への移行や前期大口案件の反動などで減益見通しですが、さほど問題視するほどではありません。
ブロードリーフの株主優待は、500株以上の保有が必要ですが電子マネーTOYOTA Wallet 5,000円分がもらえます。
2021年以降、VisaギフトカードからTOYOTA Walletへと変更となり、スマホがあればコンビニ等で使えるため、使い勝手が良くなりました。
ブロードリーフは過去4年中3年で当期間の株価上昇率が10%を超えています。
要因として、500株、1,000株と保有株数を増やしたい投資家が徐々に買増ししている可能性があるでしょう。
当期間中ずっと買い手の方が多く、需給状況が良いことが考えられます。
ただし、ブロードリーフの注意点として過去に株主優待を改悪させたことがあります。
2021年度の株主優待は既に発表されたため改悪リスクはほぼありません。
2022年以降、権利確定日までに株主優待を改悪するリスクは意識して投資すべきでしょう。
≪画像元:バリューHR≫
【株主優待内容】
(1) (100株以上)バリューカフェテリアの年会費6,600円が無料
(2) カフェテリアポイント
≪画像元:バリューHR≫
【過去6年の11月~12月株価騰落率平均】7.01%
バリューHRは福利厚生のサービスを提供する会社です。
業績面は過去最高の営業利益見込みで好調と言えます。
バリューHRは過去6年中4年で当期間の株価騰落率平均がTOPIXの騰落率平均を上回っています。
ブロードリーフと同様に保有株数を増やしたい投資家が徐々に買増ししている可能性があるでしょう。
バリューHRは株主優待もすごく魅力的で、特にレジャーを楽しむのにピッタリです。
バリューHRの株主優待については以下記事で魅力を解説しています。
今回は12月の株主優待銘柄の中でも特に上昇しやすい銘柄をご紹介しました。
もしあなたが需給に注目したトレードに興味を持たれたなら、ぜひ他の月でもご自身で検証してみてください。
よろしければ私の過去記事で他の月についても優位性を検証していますので、ぜひ参考にしてみてください。(執筆者:株式ディーラー歴10年 勝越 晴)
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