大豆を加工し、肉のような食感にした大豆ミート。

かつては菜食主義者用の食品でしたが、環境問題への配慮などから世界的に「脱ミート」の風潮が高まり、年々身近な食材となってきています。

大豆ミートはお肉より低脂質・高タンパクな上、コレステロールも入っていないので、栄養面でも非常に優秀です。

ただ、手軽に手に入るとは言っても普通のひき肉と同程度の値段ですし、「何の料理に使っていいのかわからない」と敬遠している人も多いのではないでしょうか。

そこで、今回は業務スーパーで見つけた味付け済で手軽に使える大豆ミート食品について、値段・味・使いやすさなどを徹底解説します。

※なお、価格は全て税込です。

店舗によって商品のとりそろえが異なることがあります。

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他店よりも深い歴史 業スの大豆ミート

大豆ミートが日本で注目され始めたのはここ1~2年のことですが、実は業務スーパーでは大豆ミートが注目されるよりも前から大豆ミートを含む食品を取り扱っています。

「鶏そぼろ」や「焼き飯チャーハンの素」といった売れ筋のひき肉商品にも原材料を見るとひき肉と合わせて「粒状大豆たん白」、つまり大豆ミートの表記があります。

海外の直輸入食品を多く扱う業務スーパーですから、世界の「脱ミート」の流れにいち早く乗っていたのかもしれません。

そんな大豆ミートを長く扱っている業務スーパーが今年になって発売したお肉を含まない大豆ミートだけの商品「畑のお肉のカレーそぼろ」と「ソイボロネーゼ」を発売しました。

ここからはこの2つの大豆ミート食品について詳しく解説していきます。

畑のお肉のカレーそぼろ 160g 138円


大豆はタンパク質が多く含まれることから「畑のお肉」と呼ばれることがあります。

「畑のお肉のカレーそぼろ」は通常のひき肉の代わりに大豆ミートを使った商品です。

大豆ミートは単体だと100円/100gくらいで売られていることが多いので、すぐに食べられる加工済のものが160gで138円というのは安いのではないかと思います。

実際、大豆ミートの味付きそぼろの値段を調べてみると60gで200円以上しました。

しかし、おいしく食べられなければそもそも無駄ですので肝心なのは味です。

ビジュアルは同じく業務スーパーの人気商品「鶏そぼろ」によく似ています。

カレーの香りがふわっと鼻に向けるものの、ベースの味としては甘辛風味で、ごはんによく合います。

食感は肉そのもので大豆の香りもなく、鶏むね肉のそぼろのような感じです。

調味料以外の味の主張はほとんどありませんでした。

ただ、まずくはないものの甘味の主張が強いカレー味はなかなかに単調で、1口めがピークといった感じです。

開封後要冷蔵なのですが、冷たいとどうしても添加してある油脂のギトギト感が目立ち、チャーハンなどに加工して何とか使い切りました。

「大豆ミートだからおいしくない」というわけではありませんでしたが、人を選ぶ味で、リピート買いはないかなというのが正直なところです。

ソイボロネーゼ 680g 321円(大総力祭時:279円)


業務スーパーで激安として人気の巨大な瓶詰のトマトパスタソースに新たに加わったのがこちらのソイボロネーゼ。

ソイ=大豆の、ボロネーゼ=ひき肉入りトマトソースということで、ボロネーゼのひき肉の代わりに大豆ミートを使った商品です。

大豆ミートのコクのなさや独特の香りを隠すのにトマトソースは相性がいいのか、大豆ミートを使ったボロネーゼは他メーカーでも多く作られており、スーパーでもよく目にします。

他店では1人前150g弱で200~300円というのが相場ですので、約5人前の680gで321円というのは圧倒的な安さです。

なお私が購入したときには大総力祭で値下げされていたため、これよりもさらに安く、300円を切っていました。

私はこの商品で初めて大豆ミートのボロネーゼを食べたのですが、本当に違和感がなくてびっくりしました。

無論、通常のボロネーゼと比べたらこってりしたお肉の風味はありませんが、むしろそれがトマトのさっぱり感を引き立てていてとってもおいしいです。

単なるトマトソースだと、タンパク質不足が気になっていましたが、ソイボロネーゼならしっかりタンパク質をとれますし、子どもや夫も食べ応えがあって喜んでくれました

パスタソースとしてはもちろん、ピザソースのような形でパンに塗ったり、トマトスープのベースにしたりと用途も広く、あっという間になくなってしまったので必ずもう1瓶買い足すつもりです。

手軽にお手頃価格でチャレンジ

環境負荷が少なく、栄養的にも優れた大豆ミート。

家庭では馴染みがないという方でも業務スーパーの加工食品なら手軽にお手頃価格でチャレンジできます

業務スーパーには今回紹介した100%大豆ミートの加工品だけでなく、ひき肉商品の一部を大豆ミートにしたものもたくさんありますので、ぜひ食卓に大豆ミートを取り入れてみてください。(執筆者:3人の子を育てる主婦ライター 岩崎 はるか)

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情報提供元: マネーの達人
記事名:「 業スで見つけた 話題の「大豆ミート食品」辛口レビュー