ブロックチェーン・プラットフォーム大手イーサリアム(Ethereum)の企業連合であるイーサリアム企業連合(EEA)とブロックチェーン技術を推進する共同事業体ハイパーレッジャー(Hyperledger)は、相互の組織に準会員として参加することを1日付で発表した。両団体はこれにより、相互のイベントの参加や、他のメンバーとのつながりによって、より積極的な共同作業が可能になるとしている。組織間で協力することで、ブロックチェーンのビジネスへの活用をさらに促進させるようだ。

EEAとは、イーサリアム(ETH)の技術とブロックチェーン・プラットフォームを企業向けに提供する企業連合である。マイクロソフトやJPモルガンなど500社以上の団体が参加している。

一方でハイパーレッジャーは、LinuxOSの普及をサポートする非営利団体Linux Foundationによって開始された、ブロックチェーン技術の推進を目指すコミュニティである。また、ハイパーレッジャー自身もオープンソースのブロックチェーン・プラットフォームの開発を手掛けている。現在Linux Foundationを中心に、米インテルや米IBMなど200以上の団体が参加している。EEAとハイパーレッジャー、どちらも影響力の大きな組織といえる。

発表に際し、両団体は、「地域社会の拡大と強化、企業へのブロックチェーン技術の採用など、同様の目的をもっている」として、「今後ハイパーレッジャーの開発者がEEA仕様に準拠したコーディングを行い、2019年後半にローンチが予定されるEEA認定試験プログラムを通じて認定するといったこともできるようにする」としている。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 イーサリアム企業連合とハイパーレッジャー、相互の会員メンバーに【フィスコ・アルトコインニュース】