株式会社HashPaletteは30日、株式会社阪神タイガースのNFTサービス「Tigers Gallery」の基盤として、NFT(非代替性トークン)流通に特化したブロックチェーン「Palette」が採用されたと発表した。

同社は、阪神タイガースの試合のハイライトをデジタルコンテンツとしたNFTサービスの構築、運営に向けてアイテック阪急阪神と連携してきた。「Palette」が採用された理由として、NFTに特化したブロックチェーンであることに加えて、日本企業が主導する信頼性の高いコンソーシアム型のブロックチェーンであることが評価されたという。

「Tigers Gallery」では、阪神タイガース所属選手の記憶に残る名場面シーンなどを、写真・映像を基に作成されたデジタルアイテムとしてコレクションできる。販売商品はグレードが設けられており、グレード毎に発行枚数が異なるようだ。グレードAでは、シーズンの記憶に残る名シーンを切り取った超限定サイン入りメモリアルカード数種類各1枚が販売される。今後は、商品ラインナップの拡大及びブロックチェーンを応用したサービスの展開、二次流通(ユーザー同士でのデジタルアイテムの売買)を予定しているという。

「Palette」は、HashPaletteが自社開発したブロックチェーンで、日本発コンテンツのNFTを通じた流通強化を目的にしている。また、NFTのクロスチェーン技術を実装しており、Paletteで発行したNFTをイーサリアムなどの他のブロックチェーンに転送することも可能となっている。そのほかに、ガバナンストークン「PLT」が発行されており、同トークンは様々な用途で使用されている。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 阪神タイガース、NFTサービス「Tigers Gallery」に「Palette」採用【フィスコ・ビットコインニュース】