仮想通貨ビットコインは19日、米国のタックスリターン(確定申告)の期限通過で再び上昇に転じた。米国納税者の2017年会計年度の納税額がビットコインの急騰で、例年より膨らんだため、納税者による資金調達のための利益確定売りがビットコインを含めた資産市場の上値を抑制していたと考えられている。しかし、納税も完了。新年度の資金が流入すると期待されている。CBOEビットコイン先物(5月限)は8100ドルから8280ドルまで上昇。CMEビットコイン(4月限)は8100ドルから8290ドルまで上昇した。

米国の確定申告期限となった17日、18日には混乱が生じた。従来の期限は17日だったが、税金を支払うIRS(米国の内国歳入局)のウェブサイトに不具合が発生。多くの納税者の税金の支払いが不可能となったため、財務省は期限を19日零時まで1日延長したことが原因のひとつと見られる。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 BTCに新たな資本流入か、米国の確定申告終了で【フィスコ・ビットコインニュース】