*10:43JST 概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は3日続落、IT大手のレイオフ実施が圧迫材料 【ブラジル】ボベスパ指数 132129.27 -1.04%
28日のブラジル株式市場は3日続落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比1394.92ポイント安(-1.04%)の132129.27で引けた。日中の取引レンジは131,550.39-133,901.70となった。

買いが先行した後は売りに押され、その後も下げ幅をじりじりと拡大させた。通貨レアル安の進行がブラジル株の圧迫材料。また、米連邦公開市場委員会(FOMC)の開催を控え、積極的な買いも手控えられた。一方、インフレ率の鈍化観測が利下げ期待を高めた。また、原油価格の上昇も資源セクターの支援材料となった。

【ロシア】MOEX指数 2730.98 -1.49%
28日のロシア株式市場は3日続落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比41.41ポイント安(-1.49%)の2730.98となった。日中の取引レンジは2,726.61-2,783.82となった。

前半はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。外資の流出観測が強まっていることがロシア株の圧迫材料。また、弱い経済指標も引き続き指数の足かせとなった。ほかに、米連邦公開市場委員会(FOMC)の開催を控え、慎重ムードが強まった。一方、原油価格が上昇したが、相場を支えるには力不足だった。

【インド】SENSEX指数 80891.02 -0.70%
28日のインドSENSEX指数は3日続落。前日比572.07ポイント安(-0.70%)の80891.02、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同156.10ポイント安(-0.63%)の24680.90で取引を終えた。

朝方はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。IT大手のレイオフ実施が圧迫材料。また、民間投資が公共投資に追いついていないとの指摘も、景気伸びの鈍化観測を高めた。

【中国】上海総合指数 3597.94 +0.12%
週明け28日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比4.28ポイント高(+0.12%)の3597.94ポイントと反発している。

米中通商交渉の進展期待が相場を支える流れ。米国と貿易相手国の関税交渉を巡り、日本に続き欧州連合(EU)も合意に達する中、米中の交渉も順調に進展するとの見方が一段と高まっている。香港メディアは27日、米中両国が28日からスウェーデン・ストックホルムで始まる閣僚級の貿易協議で、8月12日に期限を迎える関税の一時停止措置をさらに90日間延長する見通しだと報じた。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は3日続落、IT大手のレイオフ実施が圧迫材料