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4日のブラジル株式市場は小反落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比0.04%(52.18ポイント)安の126087.02で引けた。日中の取引レンジは125,828.01-126,719.76となった。
中盤はプラス圏を回復したが、その後は再び売りに押された。弱い経済指標が足かせとなった。また、インフレ率の加速懸念や原油価格の下落も圧迫材料となった。一方、指数の下値は限定的。欧米市場の上昇がサポート材料となった。また、通貨レアル高の進行もブラジル株の支援材料となった。
【ロシア】MOEX指数 2485.62 -2.14%
4日のロシア株式市場は続落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比2.14%(54.38ポイント)安の2485.62となった。日中の取引レンジは2,482.37-2,555.99となった。
中盤はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は下げ幅をじりじりと拡大させた。原油価格の下落が資源セクターの売り手掛かり。また、インフレ率の加速も利下げ期待を後退させた。ほかに、ウクライナ問題をめぐる欧米との対立激化などが引き続き圧迫材料となった。
【インド】SENSEX指数 80956.33 +0.14%
4日のインドSENSEX指数は4日続伸。前日比110.58ポイント高(+0.14%)の80956.33、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同10.30ポイント高(+0.04%)の24467.45で取引を終えた。
おおむねプラス圏で推移し、終盤上げ幅を縮小させた。預金準備率の引き下げ観測が好感された。7-9月期のGDP成長率が予想以上に鈍化したことを受け、インド準備銀行(中央銀行)が予定より早く預金準備率の引き下げを実施すると期待されている。また、欧州株の上昇も支援材料となった。
【中国本土】上海総合指数 3364.65 -0.42%
4日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比14.16ポイント安(-0.42%)の3364.65ポイントと4日ぶりに反落した。
投資家の慎重スタンスが強まる流れ。米中対立の激化や、米金利上昇が懸念されている。中国商務部は3日、ガリウムやゲルマニウム、アンチモンなど半導体材料となるデュアルユース(軍事と民生の両用)に関連する物資の米向け輸出規制を強化すると発表した。バイデン米政権が2日、新たな対中半導体規制を発表したことに対する対抗措置とみられる。昨夜の米債券市場では、堅調な米雇用指標を受け、米10年債利回りが上昇した。米金利の先高観が意識される中、資金流出の懸念も依然くすぶっている。
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