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14日のブラジル株式市場は小幅続伸。主要株価指数のボベスパ指数は前日比57.72ポイント高(+0.05%)の127791.60で引けた。日中の取引レンジは127,388.86-128,423.48となった。
売りが先行した後は買い戻され、引けまで狭いレンジでもみ合った。経済指標の改善が好感され、買いは優勢。9月の経済活動指数の上昇率(前年同月比)は前月の3.36%(改定値)から5.10%に上昇し、予想の4.40%を上回った。また、原油価格の上昇も資源セクターの支援材料。一方、米追加の利下げ期待の後退や米株安などが指数の上値を抑えた。
【ロシア】MOEX指数 2697.47 -2.41%
14日のロシア株式市場は反落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比66.52ポイント安(-2.41%)の2697.47となった。日中の取引レンジは2694.56-2740.53となった。
終始マイナス圏で推移し、終盤下げ幅を拡大させた。成長率の鈍化が改めて警戒され、売りが優勢。また、最近の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りも広がった。ほかに、米利下げ期待の後退などが外資の流出懸念を強めた。
【インド】SENSEX指数 77580.31 -0.14%
14日のインドSENSEX指数は弱含み。前日比110.64ポイント安(-0.14%)の77580.31、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同26.35ポイント安(-0.11%)の23532.70で取引を終えた。
買いが先行した後は売りに押され、引けまで狭いレンジでもみ合った。インフレ率の加速が警戒され、売りは優勢。10月の消費者物価指数(CPI)上昇率は6.21%に加速し、予想の5.90%を上回ったほか、14カ月ぶりの高水準を記録。また、同月の卸売物価指数(WPI)も前月の1.84%から2.36%に加速し、予想の2.30%を上回った。ほかに、外国人投資家(FII)の売り継続が圧迫材料。FIIはこの日まで32日連続の売り越しとなった。
【中国本土】上海総合指数 3379.84 -1.73%
14日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比59.44ポイント安(-1.73%)の3379.84ポイントと反落した。
指標発表を前に買いが手控えられる流れ。中国ではあす15日、10月の各種統計(小売売上高や鉱工業生産など)が集中して発表される。内容を見極めたいとするスタンスが強まった。米中対立の激化も警戒。米上下両院で共和党が過半数の議席を占める見通しと伝わり、共和党のトランプ次期大統領が掲げる政策が推進しやすくなったとの見方が強まった。「タリフ(関税)マン」を自称するトランプ次期大統領の公約には、中国からの輸入品に一律60%の関税をかけるとの内容が含まれる。中国側の反発も予想される状況だ。中国の追加経済対策に対する期待感などで指数はプラス圏に浮上する場面がみられたものの、買いは続かず、引けにかけて下げ幅を広げている。
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