- 週間ランキング
11日のブラジル株式市場は4日ぶりに反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比43.91ポイント高(+0.03%)の127873.70で引けた。日中の取引レンジは127,306.45-128,095.17となった。
売りが先行した後は徐々に買い戻された。最近の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが優勢。また、欧米市場の上昇も買い安心感を与えた。一方、指数の上値は重い。インフレ率の加速予想が指数の上値を抑えた。また、原油価格の下落も資源セクターの圧迫材料となった。
【ロシア】MOEX指数 2785.31 +1.86%
11日のロシア株式市場は5連騰。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比50.75ポイント高(+1.86%)の2785.31となった。日中の取引レンジは2,765.18-2,797.94となった。
高く寄り付いた後も高値圏で推移した。米トランプ次期大統領がプーチン大統領と電話会談したことが好感され、ウクライナ紛争の早期終結に対する期待から買いは継続。また、欧米市場の上昇も買い安心感を与えた。一方、原油価格の下落などが指数の足かせとなった。
【インド】SENSEX指数 79496.15 +0.01%
11日のインドSENSEX指数はまちまち。前日比9.83ポイント高(+0.01%)の79496.15、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同6.90ポイント安(-0.03%)の24141.30で取引を終えた。
前半は高値を追う展開も見られたが、その後は上げ幅を縮小させた。成長率の鈍化観測が圧迫材料。バークレイズは最新リポートで、7-9月期の国内総生産(GDP)成長率が6.2%に鈍化すると予想。政府の財政支出の拡大や農村部の消費拡大などを評価した半面、都市部需要や民間投資の伸び鈍化が指摘された。また、外国人投資家(FII)の売り継続も足かせに。FIIはこの日まで29日連続の売り越しとなった。
【中国本土】上海総合指数 3470.07 +0.51%
週明け11日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比17.77ポイント高(+0.51%)の3470.07ポイントと反発した。
国策銘柄の上昇が全体相場を支える流れ。習近平・国家主席など政府首脳がハイテク支援に度々言及するなど、当局は先端技術産業の発展を重視する姿勢を鮮明にしている。中国全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会が打ち出した経済政策に新味がないとして、失望した売りが先行したものの、下値は堅く、指数は後場途中からプラスに転じた。
<CS>