*09:34JST 概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は3日ぶりに反落、EUがロシアに対して新な経済制裁を追加するとの観測 【ブラジル】ボベスパ指数 119137.86 -0.44%
17日のブラジル株式市場は小反落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比524.52ポイント安(-0.44%)の119137.86で引けた。日中の取引レンジは118685.10-119663.06となった。

小幅高で寄り付いた後は売りに押され、引けまで狭いレンジでもみ合った。成長予想の下方修正が足かせとなった。ブラジル中央銀行がエコノミストら約100人を対象にした最新調査では、2024年の成長予想が前回の2.09%から2.08%に下方修正された。24年末時点のインフレ予想は前回の3.90%から3.96%に引き上げられた。一方、指数の下値は限定的。原油価格の上昇が資源セクターの支援材料となった。また、米ソフトランディング期待の高まりも好感された。

【ロシア】MOEX指数 3183.68 -1.00%
17日のロシア株式市場は3日ぶりに反落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比32.23ポイント安(-1.00%)の3183.68ポイントで引けた。日中の取引レンジは3183.68-3221.84となった。

買いが先行した後は売りに押され、その後は安値圏で推移した。欧州連合(EU)がロシアに対して新な経済制裁を追加するとの観測が嫌気された。また、通貨ルーブル安の進行も圧迫材料。ほかに、最近の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売り圧力が高まった。一方、原油価格が上昇したが、相場を支えるには力不足だった。

【インド】休場

【中国本土】上海総合指数 3015.89 -0.55%
週明け17日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前営業日比16.74ポイント安(-0.55%)の3015.89ポイントと反落した。

投資家の慎重スタンスが再び強まる流れ。直近で公表された中国経済指標がまだら模様となる中、国内経済の先行きがやや不安視された。金融や投資、不動産などが弱い内容。中でも、1-5月の不動産開発投資は前年同期比で10.1%減少し、縮小率は1-4月の9.8%から0.3ポイント拡大している。一方、5月の小売売上高は前年同月比で3.7%増加し、市場予想(3.0%)と4月実績(2.3%)を大幅に上回った。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は3日ぶりに反落、EUがロシアに対して新な経済制裁を追加するとの観測