- 週間ランキング
23日のブラジル株式市場は続落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比284.59 ポイント安(-0.26%)の109928.53で引けた。日中の取引レンジは109,713.06 - 111,324.70となった。
プラス圏で推移した後は後半売りに押された。欧米株安など海外環境の悪化を受け、ブラジル株にも売りが広がった。また、米債務上限問題をめぐる交渉に特段の進展がみられていないことも圧迫材料。一方、成長予想の上方修正などが引き続き好感され、指数の下値は限定的だった。
【ロシア】MICEX指数 2641.66 +0.32%
23日のロシア株式市場は続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比8.40ポイント高(+0.32%)の2641.66ポイントで引けた。日中の取引レンジは2,607.63 - 2,648.69となった。
中盤はマイナス圏に転落する場面もあったが、その後は買い戻された。原油価格の上昇が指数をサポート。また、企業の配当期待なども引き続き好感された。一方、米債務上限問題をめぐる交渉に不透明感が高まっていることが指数の足かせに。また、欧州市場の下落なども警戒材料となった。
【インド】SENSEX指数 61981.79 +0.03%
23日のインドSENSEX指数は3日続伸。前日比18.11ポイント高(+0.03%)の61981.79、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同0.18%(33.60ポイント)高の18348.00で取引を終えた。
終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅を縮小させた。4月のマクロ経済データが強い回復を示していたことが好感された。また、物価のモメンタムが予想より緩やかになっているとのインド準備銀行(中央銀行)の見解も、追加の利下げ期待を高めた。
【中国本土】上海総合指数 3246.24 -1.52%
23日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比50.23ポイント安(-1.52%)の3246.24ポイントと反落した。
中国経済の回復遅れが警戒される流れ。中国の感染症対策の第一人者で、中国工程院の院士である鐘南山氏は22日、広東省広州市で開かれたフォーラムで、4月末に始まった中国の新型コロナウイルスに言及し、「今年の感染第2波は6月末にピークを迎える」との見方を示した。経済活動が再び萎縮すると不安視されている。米中対立の警戒感がくすぶっていることや、再び人民元安が進行していることも重し。中国経済対策の期待感などで、朝方は買われる場面がみられたものの、指数は徐々に下げ幅を広げた。
<CS>