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23日のブラジル株式市場は3日ぶりに反発。主要指標のボベスパ指数は前日比440.82ポイント高(+0.41%)の107592.87で取引を終了した。106,731.17から108,663.34まで上昇した。
後半は軟調な展開を示す場面もあったが、終盤は再び買い戻された。米金利低下を受け、外資の流出懸念がやや後退。また、成長予想の上方修正も支援材料となった。ブラジル中央銀行がエコノミスト約100人を対象に実施した最新調査では、2023年の成長予想が前回の0.76%から0.80%に上方修正された。一方、指数の上値は重い。政府が3月から燃料税を回復させる方針が引き続き圧迫材料となった。
【ロシア】休場
【インド】SENSEX指数 59605.80 -0.23%
23日のインドSENSEX指数は5日続落。前日比139.18ポイント安(-0.23%)の59605.80、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同43.05ポイント安(-0.25%)の17511.25で取引を終えた。
売りが先行した後は前日の終値近辺でもみ合った。株式市場への外資流入が減少していることが圧迫材料。報告によると、昨年4-12月の外資流入額は前年同期比で15%減少したという。また、米大幅な利上げ懸念が再び高まっていることも外資の流出懸念を強めた。
【中国本土】上海総合指数 3287.48 -0.11%
23日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比3.67ポイント安(-0.11%)の3287.48ポイントと小幅ながら続落した。
外部環境の不透明感が重しとなる流れ。欧州や米国の金融引き締めが長期化するとの見方が強まる中、世界経済の成長鈍化が改めて懸念された。中国と欧米の対立も不安視される。ウクライナ侵攻で欧米から非難されているロシアの国防省は22日、「中国、南アフリカとの3カ国で合同軍事演習を開始した」と発表した。また、習近平・国家主席が向こう数カ月内のロシア訪問に向け、準備を進めているもよう――とも伝わっている。もっとも、下値は限定的。中国経済対策の期待が根強く、指数は小高く推移する場面もみられている。
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