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25日のブラジル株式市場は6日続落。主要指標のボベスパ指数は前日比392.55ポイント安(-0.35%)の110684.95で取引を終了した。111155.01から109221.87まで下落した。
大幅安で寄り付いた後は下げ幅をじりじりと縮小させた。通貨レアル安の進行が警戒され、ブラジル株に売りが継続した。また、米急速な利上げ観測なども引き続き圧迫材料。このほか、アジアや欧州市場の下落が投資家心理を悪化させた。一方、連日の下落で値ごろ感が強まり、終盤に向けて買い戻しがやや広がった。
【ロシア】MOEX指数 2186.22 -2.06%
25日のロシア株式市場は3日続落。主要指標のMOEX指数は前日比46.01ポイント安(-2.06%)の2186.22で取引を終了した。2237.45から2168.18まで下落した。
大幅安で寄り付いた後は狭いレンジでもみ合った。MOEX指数はこの日、約2カ月ぶり安値を更新して引けた。ポジティブな材料が欠けるなか、ウクライナ紛争の長期化懸念などが引き続き圧迫材料。また、米急速な利上げ観測や中国での新型コロナウイルス感染再拡大に伴う行動制限の強化なども嫌気された。
【インド】SENSEX指数 56579.89 -1.08%
25日のインドSENSEX指数は続落。前日比617.26ポイント安(-1.08%)の56579.89、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同218.00ポイント安(-1.27%)の16953.95で取引を終えた。
売りが先行した後は狭いレンジでもみ合った。米急速な利上げ懸念の高まりを受け、インドなど新興国からの資金流出懸念が強まった。また、海外株安も投資家心理を悪化させた。ほかに、中国景気の先行き不安やウクライナ紛争の長期化観測などが引き続き圧迫材料となった。
【中国本土】上海総合指数 2928.51 -5.13%
週明け25日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比158.41ポイント安(-5.13%)の2928.51ポイントと急反落した。2020年6月末以来、約1年10カ月ぶりに心理的節目の3000ポイントを割り込んでいる。
新型コロナウイルス感染拡大の影響が懸念される流れ。感染が多発した北京市朝陽区では、25日以降にコロナ検査が実施される予定で、結果によっては、厳格なロックダウン(都市封鎖)に入る恐れもある。政府が「ゼロコロナ」政策を堅持する中、行動抑制の長期化で国内経済が停滞すると不安視された。資金流出も警戒。米金利上昇などを背景に、対米ドルの人民元相場は元安基調を強め、足もとでは約1年ぶりの低い水準で推移している。指数は中盤から一段安に落ち込み、ほぼ全セクターが値下がりしている。
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