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6日のブラジル株式市場は3日続落。主要指標のボベスパ指数は前日比657.40ポイント安(-0.55%)の118227.75で取引を終了した。118885.26から116790.60まで下落した。
小幅高で寄り付いた後は売りに押され、引けまで狭いレンジでもみ合った。米引き締めペースの加速観測を受け、外資の流出懸念が強まった。米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録では、年内数回0.5%の利上げ可能性が示唆された。また、原油価格の下落も資源セクターの売り手掛かりとなった。ほかに、欧州連合(EU)がロシア製原油や石炭の輸入を禁止する方向で検討しているとの報道を受け、インフレ高進懸念が再び高まった。
【ロシア】MOEX指数 2611.43 -1.93%
6日のロシア株式市場は続落。主要指標のMOEX指数は前日比51.36ポイント安(-1.93%)の2611.43で取引を終了した。2696.97から2594.95まで下落した。
中盤はプラス圏を回復したが、終盤は再び売りに押された。欧州連合(EU)がロシア製原油や石炭の輸入を禁止することを検討しているとの報道が嫌気され、売りが継続した。また、原油価格の下落なども資源セクターの売り手掛かりとなった。ほかに、ウクライナ情勢の先行き不透明感が引き続き売り圧力を高めた。
【インド】SENSEX指数 59610.41 -0.94%
6日のインドSENSEX指数は前日比566.09ポイント安(-0.94%)の59610.41、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同149.75ポイント安(-0.83%)の17807.65で取引を終えた。
終始マイナス圏で推移し、終盤は下げ幅を再び拡大させた。前日の米株安に加え、本日のアジア市場が軟調な値動きを示していたことを受け、インド株にも売りが広がった。また、欧州連合(EU)がロシアに対して経済制裁を追加する計画だとの報道を受け、世界経済が一段と混乱するとの懸念が強まった。
【中国本土】上海総合指数 3283.43 +0.02%
清明節連休明け6日の上海総合指数は、前営業日比0.71ポイント高(+0.02%)の3283.43ポイントと小幅に続伸した。
中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。中国景気の先行きを不安視した売りが先行したものの、下値は堅く、指数は後場途中からプラスに転じた。足もとの景況感指数が悪化したことで、逆に当局が景気下支え策を強化するとの見方につながっている。朝方公表された民間集計の3月・中国非製造業PMIは42.0となり、景況判断の分かれ目となる50を7カ月ぶりに割り込んだ。中国国家統計局などが先週発表したPMIも50を割り込んでいる。中国不動産業の債務問題を巡る警戒感がやや薄らいだこともプラス。
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