連休明け6日の中国本土市場は小幅に値下がり。主要指標の上海総合指数が前日比1.42ポイント(0.04%)安の3482.97ポイントと3営業日ぶりに小反落した(上海A株指数は0.05%安の3650.34ポイント)。


中国発の新規材料に乏しい中、買いが手控えられる流れ。米中対立の懸念も引き続きくすぶる状況。小高くスタートしたものの、上値は重く、程なくマイナスに転じている。節目となる3500ポイントに接近するなかで利益確定の売りも出ている。(亜州リサーチ編集部)。


業種別では、ホテル観光、醸造、医療機械などの下げが目立つ。免税店運営の中国旅遊集団中免(601888/SH)が4.9%安、共産党系大手旅行会社の中青旅(チャイナCYTSツアーズ:600138/SH)が3.9%安、白酒メーカーの舎得酒業(600702/SH)が5.0%安、恵泉ビール(6005732/SH)が4.6%安、医療機器メーカー大手の山東新華医療器械(600587/SH)が0.5%安で引けた。家電株やアパレル株なども売られている。


半面、セラミック、造船株はしっかり。それぞれ広東松発陶瓷(603268/SH)が4.6%高、中国船舶工業(600150/SH)が5.2%高ずつ上昇した。製紙、紡織機械、プラスチック製品なども物色されている。


外貨建てB株相場は値上がり、上海B株指数が0.27ポイント(0.11%)高の246.38ポイント、深センB株指数が3.89ポイント(0.34%)高の1142.59ポイントで終了した。


なお、香港市場は2日から6日まで、イースター・清明節で休場となる。

亜州リサーチ(株)

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情報提供元: FISCO
記事名:「 6日の中国本土市場概況:上海総合0.04%安で反落、ホテル観光・醸造株が安い