13日の中国本土市場は小動き。主要指標の上海総合指数は、前日比1.46ポイント(0.04%)高の3320.73ポイントと3日ぶりに反発した(上海A株指数は0.04%高の3480.70ポイント)。(亜州リサーチ編集部)


経済回復の期待感などを支えに買われたものの、全体としては方向感を欠く展開。指数は一進一退した。中国ではあす14日、7月の各種経済統計(小売売上高や鉱工業生産など)が公表される。直近で発表された経済指標では、製造業PMIや物価統計が上振れる半面、金融統計が下振れるなどまちまちだっただけに、指標の内容を見極めたいとするスタンスが強まった。

業種別では、自動車関連の上げが目立つ。北汽福田汽車(600166/SH)がストップ高、長城汽車(601633/SH)が2.1%高、華域汽車(600741/SH)が1.7%高で引けた。業界団体の最新データによれば、足もとで新車販売の回復が鮮明化している。

農業関連株も高い。穀物栽培・化工の北大荒農業(600598/SH)が8.9%、トウモロコシ加工の万向徳農(600371/SH)が6.9%、農業生産会社の新疆農業総合開発(600359/SH)が6.0%、農機メーカーの第一トラクター(ファースト・トラクター:601038/SH)が4.6%ずつ上昇した。このほかメディア・娯楽関連株、防衛関連株、不動産株、証券株、資源・素材株などの一角も買われている。

半面、医薬品株の下げは続く。薬明康徳(603259/SH)が1.9%安と続落した。銀行、保険株、ハイテク株もさえない。

一方、外貨建てB株相場は値上がり。上海B株指数が1.62ポイント(0.69%)高の237.19ポイント、深センB株指数が3.75ポイント(0.41%)高の925.11ポイントで終了した。

亜州リサーチ(株)




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情報提供元: FISCO
記事名:「 13日の中国本土市場概況:上海総合0.04%高と小反発、中国指標の発表控え小動き