18日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比7.54ポイント(0.25%)高の2985.66ポイントと3日ぶりに反発した。上海A株指数も上昇し、7.89ポイント(0.25%)高の3127.84ポイントで取引を終えている。

相場の下値不安が和らぐ流れ。「株式市場に長期資金を呼び込むため、中国政府は保険会社の資金運用規制を緩和する」などと伝えられた。上海総合指数は17日までの続落で、約2週ぶりの安値水準に落ち込んでいただけに、値ごろ感も着目されている。

業種別では、消費関連の上げが目立つ。なかでも白酒(中国の蒸留酒)メーカー大手の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)は5.0%高の1148.90人民元と反発し、終値ベースの上場来高値を更新した。不動産株、医薬品株、空運株、保険株の一角なども買われている。

半面、石油株はさえない。中国石油天然気(601857/SH)が1.4%下落した。証券株、メディア関連株、鉄鋼や非鉄の素材株、自動車株、ハイテク株の一角も売られている。

一方、外貨建てB株は値上がり。上海B株指数が0.92ポイント(0.34%)高の271.63ポイント、深センB株指数が5.33ポイント(0.57%)高の944.03ポイントで終了した。

【亜州IR】




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情報提供元: FISCO
記事名:「 18日の中国本土市場概況:上海総合0.3%高で3日ぶり反発、貴州マオタイ5.0%上昇