【ブラジル】ボベスパ指数 103482.6 +0.65%
29日のブラジル市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比663.7ポイント高(+0.65%)の103482.6で取引を終えた。102460.8から103482.6まで上昇した。

前日の終値近辺でもみ合った後は終盤に上げ幅を拡大させた。利下げ期待が高まっていることが支援材料。ブラジル中央銀行は今週31日に開催される金融政策決定会合では、利下げに踏み切ると予測されている。一方、30-31日は米中閣僚協議や米連邦公開市場委員会(FOMC)の開催などを控え、慎重ムードが強い。

【ロシア】MICEX指数 2728.27 +0.46%
29日のロシア株式市場は3日続伸。主要指標のMOEX指数は前日比12.59ポイント高(+0.46%)の2728.27で取引を終了した。2714.44から2732.86まで上昇した。

終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅を拡大させた。原油価格の上昇が支援材料となり、資源の一角に買いが広がった。一方、指数の上値は重い。30-31日には米連邦公開市場委員会(FOMC)の開催や米中閣僚協議の再開などを控え、積極的な買いは手控えられたもようだ。

【インド】SENSEX指数 37686.37 -0.52%
29日のインドSENSEX指数は小反落。前日比196.42ポイント安(-0.52%)の37686.37、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同95.10ポイント安(-0.84%)の11189.20で取引を終えた。

終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅をやや縮小させた。アジア市場がおおむね軟調な値動きを示していたことを受け、インド株にも売り圧力が高まった。また、外国人投資家(FII)の売り越しも圧迫材料。統計によると、2019年度予算が発表された後、株式市場からの外資引き揚げは加速しているという。

【中国本土】上海総合指数 2941.01 -0.12%
週明け29日の上海総合指数は小幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比3.53ポイント安(-0.12%)の2941.01ポイントと5日ぶりに反落した。

重要イベントを前に様子見ムードが漂う流れ。中国・上海であす30日(31日まで)、閣僚級の米中貿易協議がスタートする。中国国営メディアは28日、中国企業が米農産品の輸入を進めていると報道。米中協議を前に、中国側は対立緩和のスタンスを示している。一方、クドロー米国家経済会議(NEC)委員長は26日、米メディアのインタビューに対して「米中両国の関係は良好だが、まだ合意に達していない」とコメントした。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は3日続伸、原油価格の上昇が支援材料