5日の中国本土市場は小幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比5.81ポイント(0.19%)高の3011.06ポイントと4日ぶりに反発した。上海A株指数も上昇し、6.19ポイント(0.20%)高の3153.80ポイントで取引を終えている。

海外マネーの流入が買い安心感を誘う。中国・香港間の相互取引スキームを通じた4日の売買では、香港経由の本土株売買が再び買い越しとなった。中国景気の先行き不安などで売りが先行したものの、下値は堅く、指数は中盤以降にプラス転換している。。

業種別では、医薬品の上げが目立つ。浙江医薬(600216/SH)がストップ高した。消費関連株もしっかり。白酒(中国の蒸留酒)メーカー最大手の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)が1.9%高の999.82人民元に反発した(一時は1006.00人民元まで上昇)。海運・港湾株、自動車株、ハイテク株、保険株も物色されている。

半面、不動産株はさえない。前日に急伸した航空・防衛関連株も売りに押されている。インフラ関連株の一角や、銀行・証券株も軟調に推移した。

一方、外貨建てB株はまちまち。上海B株指数が3.18ポイント(1.06%)安の296.64ポイント、深センB株指数が8.64ポイント(0.88%)高の992.26ポイントで終了した。

【亜州IR】




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情報提供元: FISCO
記事名:「 5日の中国本土市場概況:上海総合0.2%高で4日ぶり反発、医薬セクター急伸