27日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比25.62ポイント(0.85%)高の3022.72ポイントと3日ぶりに反発した。上海A株指数も上昇し、26.89ポイント(0.86%)高の3165.88ポイントで取引を終えている。

自律反発狙いの買いが先行する流れ。昨日の上海総合指数は心理的節目の3000ポイントを割り込み、約2週ぶりの安値を付けていた。政策期待も強まっている。国際的な経済会議の「博鰲(ボアオ)アジアフォーラム」が26日に中国海南省で開幕した。29日まで開催される。28日には李克強首相が演説する予定だ。

金融や消費の大型株が相場をけん引。中国平安保険(601318/SH)が2.1%高、貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)が2.0%高と値を上げた。上海市場の代表銘柄で構成される「上海50A株指数」は1.3%上昇し、他の指数をアウトパフォームしている。

空運株も急伸。中国東方航空(600115/SH)が7.5%高、中国国際航空(601111/SH)が5.6%高で引けた。そのほか、医薬品株、エネルギー株、不動産株、素材株なども上げが目立っている。

外貨建てB株の相場も値上がり。上海B株指数が0.71ポイント(0.23%)高の302.07ポイント、深センB株指数が9.81ポイント(0.97%)高の1017.23ポイントで終了した。

【亜州IR】



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情報提供元: FISCO
記事名:「 27日の中国本土市場概況:上海総合0.9%高で3日ぶり反発、上海50Aは1.3%上昇