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25日のブラジル市場は5日続落。主要指標のボベスパ指数は前日比73.15ポイント安(-0.08%)の93662.00で取引を終えた。94383.81から93103.13まで下落した。
売りが先行した後は前日の終値近辺で一進一退の展開を示した。世界景気の減速懸念が引き続き警戒されたほか、国内の政治不安に伴う構造改革の遅れ懸念が引き続き嫌気された。一方、指数の下値は限定的。連日の下落で値ごろ感が強まり、下値を拾う動きもみられた。
【ロシア】MICEX指数 2497.59 +0.20%
25日のロシア株式市場は小反発。主要指標のMOEX指数は前日比4.89ポイント高(+0.20%)の2497.59で取引を終了した。2473.76から2499.41まで上昇した。
売りが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで前日の終値近辺でもみ合った。ロシアに対する米国の追加制裁懸念の後退が好感され、銀行などの一角に買いが広がった。ロバート・ムラ—米特別検察官は2016年の米大統領選へのロシア政府の関与について証拠不十分として一連の捜査を終了したと報じられた。一方、世界経済の減速懸念や海外市場の下落が指数の上値を押さえた。
【インド】SENSEX指数 37808.91 -0.93%
25日のインドSENSEX指数は続落。前日比355.70ポイント安(-0.93%)の37808.91、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同102.65ポイント安(-0.90%)の11354.25で取引を終えた。
売りが先行した後は下げ幅を拡大させ、引けまで安値圏で推移した。前日の欧米市場の下落に加え、この日のアジア市場がそろって軟調な展開を示したことを受け、インド市場にも売りが広がった。また、世界景気の減速懸念などもリスク回避の売りを加速させた。
【中国本土】上海総合指数 3043.03 -1.97%
週明け25日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比61.12ポイント安(-1.97%)の3043.03ポイントと3日ぶりに反落した。
投資家のリスク回避スタンスが強まる流れ。欧州や米国で公表された今年3月の購買担当者指数(PMI)が軒並み下振れるなか、世界景気の先行き不安が強まった。中国の政策に対する期待感が根強く、指数は下げ幅を縮小させる場面がみられたものの、終盤に入り改めて売りの勢いが増した。
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