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1日のブラジル市場は3日続落。主要指標のボベスパ指数は前日比980.60ポイント安(-1.03%)の94603.75で取引を終えた。96113.18から94393.59まで下落した。
小幅高で寄り付いた後は売りに押され、引けまで下げ幅をじりじりと拡大させた。成長鈍化が引き続き嫌気された。10-12月期の成長率は前期の1.4%から1.1%まで低下。また、原油価格の下落なども資源セクターの圧迫材料となった。ほかに、構造改革の先行き不透明感が再び高まっていることなどを受け、ブラジル市場への外資流入が減速するとの懸念がやや高まった。
概況からBRICsを知ろう~ロシア株式市場は4日続落、弱い経済指標が足かせ
【ブラジル】ボベスパ指数 94603.75 -1.03%
1日のブラジル市場は3日続落。主要指標のボベスパ指数は前日比980.60ポイント安(-1.03%)の94603.75で取引を終えた。96113.18から94393.59まで下落した。
小幅高で寄り付いた後は売りに押され、引けまで下げ幅をじりじりと拡大させた。成長鈍化が引き続き嫌気された。10-12月期の成長率は前期の1.4%から1.1%まで低下。また、原油価格の下落なども資源セクターの圧迫材料となった。ほかに、構造改革の先行き不透明感が再び高まっていることなどを受け、ブラジル市場への外資流入が減速するとの懸念がやや高まった。
【ロシア】MICEX指数 2478.01 -0.29%
1日のロシア株式市場は4日続落。主要指標のMOEX指数は前日比7.26ポイント安(-0.29%)の2478.01で取引を終了した。2494.89から2476.35まで下落した。
買いが先行した後は売りに押され、引けまで安値圏で推移した。弱い経済指標が足かせとなった。1月のマークイット・ロシア製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.1となり、前月の50.9を下回った。また、原油価格の下落も資源銘柄の圧迫材料となった。一方、指数の下値は限定的。米中通商協議の合意期待が再び高まっていることが指数をサポートした。
【インド】SENSEX指数 36063.81 +0.55%
1日のインドSENSEX指数は4日ぶり反発。前日比196.37ポイント高(+0.55%)の36063.81、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同71.00ポイント高(+0.66%)の10863.50で取引を終えた。
終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅を拡大させた。連日の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが優勢。また、中国や香港市場など主要なアジア市場の上昇も買い安心感を与えた。ほかに、外国人投資家(FII)の買い越しが指数をサポート。FIIはこの日までに8日連続の買い越しとなった。
【中国本土】上海総合指数 2994.00 +1.80%
1日の上海総合指数は大幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比53.05ポイント高(+1.80%)の2994.00ポイントと急反発した。終値ベースで2018年6月以来の高値水準を切り上げている。
海外マネーの流入期待が強まる流れ。指数算出の米MSCIは昨夜、グローバル株価指数のA株組み入れ比率を5→20%に引き上げると発表した。4000億~5000億人民元の新規資金がA株市場に流入するとの見方もある。中国の政策にも期待感。来週5日に開幕する全国人民代表大会(全人代、国会に相当)では、減税や金融緩和などの内需刺激方針が打ち出される見通しだ。
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