【ブラジル】ボベスパ指数 97393.75 +0.41%
31日のブラジル市場は3日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比397.54ポイント高(+0.41%)の97393.75で取引を終えた。96996.44から98405.19まで上昇した。

終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅を縮小させた。米利上げの一時停止方針や海外市場の上昇などが好感され、ブラジル株にも買いが継続。国内では、構造改革への期待が高まっていることなどがサポート材料となった。ただ、ボベスパ指数が過去最高値水準で推移しており、高値警戒感からやや伸び悩む展開となった。

【ロシア】MICEX指数 2521.10 +0.37%
31日のロシア株式市場は3日続伸。主要指標のMICEX指数は前日比9.24ポイント高(+0.37%)の2521.10で取引を終了した。2515.86から2536.28まで上昇した。

終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅をやや縮小させた。米利上げの一時停止方針が好感され、ロシアなど新興国からの資金流出懸念がやや後退した。また、米中通商交渉への楽観的な見方が広がっていることなども支援材料。一方、原油価格の下落などが指数の足かせとなった。

【インド】SENSEX指数 36256.69 +1.87%
31日のインドSENSEX指数は反発。前日比665.44ポイント高(+1.87%)の36256.69、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同179.15ポイント高(+1.68%)の10830.95で取引を終えた。

買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。この日のアジア市場がおおむね堅調な値動きを示したことを受け、インド株にも買いが先行。また、米利上げの一時停止方針を受け、インドなど新興国からの資金流出懸念もやや後退した。ほかに、米中通商交渉に対する楽観的な見方が広がっていることなどが支援材料となった。

【中国本土】上海総合指数 2584.57 +0.35%
31日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比9.00ポイント高(+0.35%)の2584.57ポイントと4日ぶりに反発した。

中国景気に対する過度な不安が後退する流れ。取引前に発表された今年1月の中国製造業PMI(国家統計局などが集計・公表)は49.5となり、2カ月連続で節目の50を下回ったものの、前月実績(49.4)と市場予想(49.3)を上回った。また、同月の非製造業PMIは54.7という結果。前月の53.8から0.9ポイント上昇した。元高進行もプラス。米金融引き締めペースの鈍化期待を背景に、外国為替市場では対米ドルの元高に弾みがついた(約半年ぶりの元高水準)。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 概況からBRICsを知ろう~上海総合指数は値上がり、中国景気に対する過度な不安