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10日のブラジル市場は3日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比1595.71ポイント高(+1.89%)の85861.20で取引を終えた。84283.91から86200.92まで上昇した。
買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏で推移した。原油価格の上昇が支援材料となり、資源の一角に買いが広がった。また、欧米市場の上昇なども買い安心感を与えた。国内では、インフレ率の落ち着き観測に伴う追加の利下げ期待が高まっていることが好感された。
【ロシア】MICEX指数 2312.92 +0.47%
休場明けとなる10日のロシア株式市場は4営業日続伸。主要指標のMICEX指数は前日比10.93ポイント高(+0.47%)の2312.92で取引を終了した。2303.15から2322.45まで上昇した。
終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅を再び拡大させた。堅調な企業業績が支援材料となった。銀行大手ズベルバンク(SBER)はこのほど、4月の純利益(ロシア会計基準)が前年同月比で27.3%増加したと発表。また、原油高の進行や海外市場の上昇なども支援材料となった。
【インド】SENSEX指数 35246.27 -0.21%
10日のインドSENSEX指数は3日ぶりに反落。前日比73.08ポイント安(-0.21%)の35246.27、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同25.15ポイント安(-0.23%)の10716.55で取引を終えた。
買いが先行した後は売りに押され、引けまで前日の終値近辺でもみ合った。外国人投資家(FII)の売り継続が圧迫材料。FIIはこの日までに19日連続の売り越しとなった。また、大手銀行の業績悪化なども警戒された。
【中国本土】上海総合指数 3174.41 +0.48%
10日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比15.26ポイント高(+0.48%)の3174.41ポイントと反発した。
海外マネーの流入期待が強まる状況。中国A株を組み入れた「新・MSCI新興国指数」のスタートを6月1日に控え、来週14日にも採用銘柄が正式発表される見通しという。付加価値税に相当する「増値税」の税率引き下げを受け、企業業績が拡大するとの思惑も続いた。
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