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政策期待で買われる展開。保険当局が業界支援スタンスを強めていることなどが材料視された。金融面の監督管理強化が警戒され小安く推移していたものの、指数は終盤から買いの勢いを増している。「供給サイド改革」の進ちょくも買い安心感を誘った。
業種別では、保険株の上げが目立つ。中国平安(601318/SH)が1.9%高、中国人寿保険(601628/SH)が1.5%高で引けた。当局が商業養老保険に対する意見を公表したことが引き続き手がかり。運用益にかかる個人税を繰り延べできる新制度を試行する方針を示している。変額年金保険の普及を促進させる狙いがあるようだ。非鉄株や鉄鋼株、石炭株も高い。洛陽モリブデン(603993/SH)が値幅制限いっぱいまで上昇し、馬鞍山鋼鉄(600808/SH)が4.9%、エン州煤業(600188/SH)が3.3%ずつ値を上げた。需給改善を背景に、商品価格が上昇。業績上振れの思惑が高まっている。自動車株も急伸。消費関連株や銀行株、発電株などもしっかり。
外貨建てB株相場も値上がり。上海B株指数が0.85ポイント(0.26%)高の330.24ポイント、深センB株指数が1.48ポイント(0.13%)高の1154.33ポイントで終了した。
【亜州IR】
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