25日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比5.04ポイント(0.16%)高の3134.57ポイントと反発した。上海A株指数も上昇し、5.26ポイント(0.16%)高の3282.38ポイントで取引を終えている。

政策期待で買われる展開。金融規制強化などの動きを懸念して売られる場面がみられたものの、新都市開発などのテーマ株が上昇し相場を支えた。河北省に設置の国家級プロジェクト「雄安新区」や「京津冀(けいしんき:北京、天津、河北)一体化構想」、「自由貿易区」新設、「珠江デルタ湾岸エリア都市開発計画」など各種のプロジェクトが動き出している。

新都市開発の関連銘柄では、天津創業環保集団(600874/SH)がストップ高し、北京金隅(BBMG:601992/SH)が3.7%高、唐山港(601000/SH)が3.3%高、唐山冀東水泥(000401/SZ)が2.9%高、保定天威保変電気(600550/SH)が1.6%高と上げが目立った。非鉄株や鉄鋼株、不動産株なども物色されている。消費関連株も急伸。白酒(中国の蒸留酒)メーカー大手の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)が5.1%高の418.89人民元に急反発し、終値ベースの上場来高値を3日ぶりに更新した。銀行株や保険株、自動車株などもしっかり。

外貨建てB株相場も反発。上海B株指数が0.79ポイント(0.24%)高の333.71ポイント、深センB株指数が6.42ポイント(0.57%)高の1131.39ポイントで終了した。


【亜州IR】




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情報提供元: FISCO
記事名:「 25日の中国本土市場概況:上海総合0.2%高と反発、新都市関連に買い