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週明け16日の香港市場は値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比219.23ポイント(0.96%)安の22718.15ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が121.25ポイント(1.24%)安の9666.09ポイントとそろって反落した。売買代金は568億6100万香港ドルと低水準が続いている(13日は567億9200万香港ドル)。
本土株安が逆風。市中金利の上昇基調などを嫌気し、この日の上海総合指数は5日続落している。春節の大型連休を今月後半に控え、資金ひっ迫が懸念される状況だ。昨年12月の中国経済指標(鉱工業生産や小売売上高、固定資産投資、2016年GDP成長率)が今週20日に、まとめて公表されることなども気がかり材料として意識されている。
本土系の銘柄が下げを主導。なかでも、H株保険セクターの下落が目立った。新華人寿保険(1336/HK)が2.5%安、中国人寿保険(チャイナライフ:2628/HKが2.3%安、中国人民財産保険(2328/HK)が2.0%安、中国太平洋保険(2601/HK)が1.6%安で引けた。
中国不動産セクターも売られる。中国恒大集団(3333/HK)が2.1%安、中国海外発展(688/HK)と万科企業(2202/HK)がそろって2.0%安、広州富力地産(広州R&Fプロパティーズ:2777/HK)が1.6%安、華潤置地(1109/HK)が1.3%安と値を下げた。不動産引き締めの動きが不安視されている。重慶市政府は14日付で、不動産税(固定資産税に相当)の課税対象を拡大した。
ゼネコンや建機、発電設備などのインフラ関連セクターも安い。中国鉄建(1186/HK)が2.1%、中国中鉄(390/HK)が1.4%、中聯重科(1157/HK)が3.6%、中国龍工HD(3339/HK)が2.6%、東方電気(1072/HK)が4.3%、ハルビン動力設備(1133/HK)が3.3%、上海電気集団(2727/HK)が2.5%ずつ下落した。
【亜州IR】
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