a) 基幹事業の拡充と新領域の開拓 中長期的な成長戦略を推進すべく、基幹事業を拡充するとともに新事業・新市場の開拓に注力する方針だ。基幹事業では、コア・コンピタンス(環境、防災・保全、行政支援)のさらなる強化を目指し、重点6分野の事業展開を積極的に推進する。具体的には、重点6分野合計の受注高を2025年5月期の257億円から2028年5月期は300億円に拡大し、全体に占める構成比も57.5%から60.0%に引き上げる。
b) 海外ビジネス本格化への挑戦 海外売上高は、「地域×分野を活かす得意分野の拡大」「得意地域における拠点現地化の推進」「グループ企業とのパートナーシップ強化」の3つの戦略を推進することで、2025年5月期の10億円から2028年5月期は15億円を目指す。「地域×分野を活かす得意分野の拡大」については、これまでの実績で培った経験やノウハウを生かして、アジア地域における環境・防災分野、東南アジア地域における廃棄物分野、アフリカ地域における道路・橋梁、給水インフラ分野などのプロジェクトに関する受注拡大に取り組む。
c) バリューチェーンの強化 バリューチェーンを進化させ、競争力・共創力・総合力の強化を図ることで中長期的な成長基盤を構築する。プロダクトイノベーション(製品・技術の変革)やプロセスイノベーション(DX推進による業務プロセスの変革)に取り組むことで競争力の向上を図り、共創イノベーション(グループ内外での共創)に取り組むことで共創力を深化・進化させ、競争力や総合力の強化を図る。