「HR」で高い伸び率を見ているのは、人的資本経営をテーマとしたコンサルティングニーズが拡大していることに加えて、前期期中に子会社化したSurpassの売上が通年で寄与すること、新たにグループ化したピースマインドの売上が9ヶ月分貢献することなどが要因だ。「ファイナンス・M&A」では中堅企業が海外進出を企図したクロスボーダーM&A案件が増加傾向にあるほか、IPO支援サービスも新たに開始する。具体的には、2025年5月に子会社のタナベコンサルティングが東京証券取引所TOKYO PRO Marketの「J-Adviser」資格及び福岡証券取引所Fukuoka PRO Marketの「F-Adviser」資格を取得し、「上場支援コンサルティング」の提供を開始した。今後、中堅企業・中規模企業に対して「株式上場」による新たな成長機会を提供していく。「ブランド&PR」は伸び率こそ低いが、「戦略ブランディングPR」「Global PR Wire」」「クリエイティブ&デザイン」など付加価値の高いサービスが伸びることで、利益率の向上に貢献する見通しだ。