c) ダイカスト事業 アジア 中国工場においては日系主要顧客の販売不振により受注量が減少したが、インド工場において新規製品の量産を開始するなど受注量が増加した。また、為替相場の影響もあり売上高は36,534百万円(前期比4.1%増)となった。中国市場においては、日系OEMが苦戦するなかで、品質と安定供給面が評価され適正な利益を確保できる価格での取引が進んでいる中国資本系顧客からの受注が増加しており、第4四半期からはBYDのPHEV向け部品を製造するTier 1サプライヤー向けの新規製品の量産が開始された。損益面においては、インド工場における受注量増加と上期の生産拡大に伴う混乱の収束と電動車搭載部品量産の安定化に加え、中国工場における生産体制の合理化による固定費の圧縮、前期減損損失計上による減価償却費の減少などにより、セグメント利益は2,460百万円と大幅に改善し1,810百万円となった(前期は650百万円の損失)。