同社は今後ゆるやかに進む戸建て縮小市場への対策や顧客価値観の変化を見据え、戸建プラットフォーマーとしての差別化戦略を進めている。帝人との共同商品である「LIVELY VILLA Noki(ライブリーヴィラ ノキ)」のモデルハウス設計および施工に着工した。帝人の高い技術力を活用し、RC造並みの大開口・大空間を実現する今までにない豊かな暮らしの提案に取り組んでいる。また3Dプリンターハウス事業では、国内初となる土を主原料とした約100平米の本格的なモデルハウス「Lib Earth House modelB」の施工を進めており、2025年6月の一般公開を目指している。加えて、カナダのMaket Technologiesと提携し、国内初となる「生成AI住宅」設計・建設を目指す共同プロジェクトを開始した。これらは全て顧客体験価値を向上させるものであり、顧客に選ばれる重要な戦略と考えている。さらにプラットフォーム事業である「マイホームロボ」と「IPライセンス」についても、ライセンス数及び加盟企業数の獲得も堅調に推移した。原価上昇は継続しているものの、幸の国木材工業との垂直統合型SPAモデルのシナジー効果が出始めていること、建売事業の販売が堅調に進んだこと、加えてプラットフォーム事業におけるサブスク型の安定した売上増加から、利益の拡大に繋がっている。