*16:11JST JRC Research Memo(12):25年2月期通期決算概要・中計、26年2月期連結業績予想文字起こし(12) JRC<6224>

当社は、ROE25%以上という高水準の維持を目指しており、収益性・資産効率・財務レバレッジの3つの観点から継続的に改善を図っています。

特に今後は、事業別での資産効率管理や、運転資本の最適化、不要資産の圧縮などを通じて、実効性ある経営指標の向上に取り組んでいきます。

初年度となる2026年2月期は一時的にROEが下がる見通しですが、中計期間を通じてしっかりと回復軌道に乗せてまいります。

中計3年間では、合計で40億円以上のキャッシュフロー創出を見込んでいます。

安定した国内コンベヤ事業の収益をベースに、成長事業や人的資本、DXなどへの再投資を実行しつつ、M&Aについては必要に応じて借入を活用する方針です。

また、株主還元についても、配当性向30%を基本方針として安定的な還元を継続してまいります。

続いて、「人的資本経営」についてご説明いたします。

当社では、中長期的な社会価値の向上のため、「経営戦略と人事戦略の連動」による企業価値向上と、「社員幸福度の追求」による個人価値の向上の両面の視点から、人的資本強化を推進しています。

制度面・風土面の両面から継続的な取り組みを行うべく、5つの重要施策を挙げております。

具体的には、以下の5つの領域に注力しています。

1つ目は、従業員エンゲージメントの向上。柔軟な働き方やキャリア形成支援を通じ、働きがいを高めます。

2つ目は、採用戦略と教育体系の強化。人材の獲得と育成を一体的に進めています。

3つ目は、公正な人事評価制度の再構築。挑戦を促し、成果を正当に評価します。

4つ目は、社員のリスキリング。デジタル人材の育成を含め、自律的なキャリア開発を支援しています。

そして5つ目は、多様性の推進。特に女性管理職比率の向上を重要テーマとしています。

これらの施策を通じ、人的資本を戦略的に活用してまいります。

【JRC】25年2月期通期決算概要・中計、26年2月期連結業績予想文字起こし(13)に続く

<FA>
情報提供元: FISCO
記事名:「 JRC Research Memo(12):25年2月期通期決算概要・中計、26年2月期連結業績予想文字起こし(12)