3. 不眠障害治療用アプリ サスメド<4263>の製造販売承認申請第1号となった不眠障害治療用アプリ「サスメド Med CBT-i(R)」については、2021年12月に塩野義製薬と販売提携契約※を締結し、2023年2月15日付で厚生労働省より医療機器製造販売承認を取得した。その後、令和6年度診療報酬改定時の議論において、同製品の保険適用を見送る方針が示されたことに伴い、2024年1月29日付で保険適用希望書を一旦取り下げた。
不眠障害治療用アプリの国内市場規模は推計3,500億円 5. 国内市場規模 同社が進めている開発パイプラインの国内市場規模(保険償還点数×対象人数)は、同社資料によると不眠障害治療用アプリ「サスメド Med CBT-i(R)」についてはターゲット市場を1,000億円、潜在患者まで含めると3,500億円と推定している。このうち、ターゲティング需要であるSAM(Serviceable Available Market)については、合計400億円超(既存の睡眠薬治療からの切り替えニーズ192億円+不眠症の自覚があるが睡眠薬治療に抵抗がある未治療患者の掘り起こし216億円)と試算している。そのほかの主な開発中パイプラインの国内市場規模は、乳がん患者運動療法アプリSMD401が72億円、ACP用プログラム医療機器SMD402が309億円、慢性腎臓病リハビリアプリSMD201が660億円などと推定している。