インベストメント面の「M&A、出資」では、目的と対象を明確化しており、積極的な投資を行う方針だ。M&Aについては同社グループの売上高、利益の拡大を目的とし、シナジーが見込めるシステム開発会社などを対象とする。2024年12月期に子会社化したシステム・エムズはインターネットサービスの開発に関して高い技術力を持ち、同社が提供するDXサービスの開発体制の拡充を目的としており、業績面へ貢献も大きいことが予想される。同社は、連続したM&Aの実行により、長期的に売上高や利益の拡大を目指す。出資については、同社の事業領域に近い会社で、サービス連携や営業政策の観点から協業が見込める先や、将来的なキャピタルゲイン獲得やグループインが展望できる、マイノリティ出資※を基本とする。2025年1月には、ANOBAKA GAI 1号投資事業有限責任組合に対して50百万円の出資を行った。同ファンドは、主にシードステージの生成AIスタートアップ企業への出資を行った。同社は事業及び資本提携のほか、生成AIに関する新技術やサービスの情報収集による新規事業機会の創出により、同社の企業価値向上につながると判断した。なお、2025年12月期の具体的なM&Aや出資は決定していないが、候補先の調査を進めているようだ。