同社が展開している事業は、ボイスコミュニケーション事業とコミュニケーションDX事業の2つに区分される。前者は祖業である通信キャリア向けに通信コアシステムを提供していることに加え、一般企業向けには業務に用いるPBX(外線・内線の接続や制御を行う電話交換機)、ビジネスフォン、携帯電話などの音声通信をサポートするソリューションを展開している。後者は特定のマーケットに特化し、デジタル化やDXの進展により需要が拡大しているAIを活用した音声認識、CPaaS(Communications Platform as a Serviceの略であり、音声通話、ビデオ通話、チャットなどの通信機能をクラウド上で提供するサービス)、BSS(ビジネス・サポート・システムの略であり、クラウドベースの通信事業者向け業務支援システム)などのソリューションを提供する。事業別売上高構成比はボイスコミュニケーション事業が69.3%、コミュニケーションDX事業が30.7%(2025年3月期第3四半期累計実績)であった。