*16:07JST 新興市場銘柄ダイジェスト:リボミックは昨年来高値、Synsがストップ高 <290a> Syns  726  +100
ストップ高。野村證券が投資判断を「Buy」で継続した上で、目標株価を740円から818円(11日終値626円)に引き上げている。野村は「宇宙戦略基金からの補助金を獲得し、防衛省向けのSAR衛星撮像データ販売が中期的に拡大へ」との見方を示した上で、「今回、政府補助金の早期受領で衛星網構築をより確実に構築できる可能性が高まった」と判断したとしている。目標株価は現状の株価水準よりも高く、投資家の買い意欲が刺激されているようだ。

<5616> 雨風太陽  1340  -40
続落。関連会社の百戦錬磨(仙台市)が運営する旅行サービス事業(OTA)の旅行予約サイト「STAY JAPAN」事業を譲り受け、新たな事業として開始すると発表し、一時急騰も続落で終えている。事業譲受価額は非公表だが、24年12月期末の純資産(3.45億円)の30%未満となる予定。雨風太陽の産直ECサイトで培った企画・開発のノウハウを活用してSTAY JAPANの機能を拡充するほか、インバウンド向けのマーケティングを強化する。

<9348> ispace  692  +44
大幅に反発。SBI証券が投資判断を「買い」、目標株価を1370円(11日終値648円)で新規にカバレッジを開始している。SBIは「月と地球間の壮大な経済圏の構築を目指す」と題し、ispaceのビジネスモデルを評価。営業損益予想については、25年3月期は100.00億円の赤字(会社予想は98.72億円の赤字)、26年3月期は120.00億円の赤字、27年3月期は70.00億円の赤字としている。

<4591> リボミック  118  +12
昨年来高値。味の素<2802>との共同研究開発に伴う抗体Fc領域融合を用いた動態延長技術を開発し、日本の特許庁に特許出願したと発表している。核酸アプタマーと免疫グロブリンのFc領域のコンジュゲート及びその血中半減期延長に関する特許で、従来のポリエチレングリコール(PEG)修飾技術に代わり、核酸アプタマーを用いた次世代医薬品の薬物動態を画期的に向上させる可能性を秘めているという。

<7685> BUYSELL  2494  +132
大幅に反発。海外機関投資家に特化した独立調査業務を行う英Storm Research社のスポンサードレポートが発行されたと発表している。同レポートは「訪問型リユースのリーディング・カンパニーとして、日本の大規模かつ成長中の隠れた資産市場を活用するための強力なポジションにある」とした上で、27年12月期までの中期経営計画を評価。中核事業の拡大やM&Aの成功、長期成長の可能性を持つと指摘している。

<2160> GNI  2501  +161
大幅に続伸。24年2月に決議した自社株価予約取引に係る契約が期間満了により終了し、その清算が完了したと発表している。清算による損失(約4.83億円)は、25年第1四半期にその他の費用として計上する。清算完了で悪材料出尽くし感が出ていることに加え、2月20日に昨年来高値を記録した後、肝線維症等を適応症とするパイプライン「F351」に関する投資家の思惑を背景に株価が急落していたことから、買い戻し機運も生まれているようだ。

<4416> TrueData  732  +31
大幅に3日ぶり反発。博報堂DYホールディングス<2433>傘下のHakuhodo DY ONE(東京都港区)とTrue Dataの購買データを用い、ゼロ次分析から広告配信、事後の購買分析までを実施できるブランドマーケティング支援サービス「WISE Ads BrandBooster」の提供を開始すると発表している。ドラッグストアやスーパーマーケットで食品・日用品などの消費財を展開する企業のほか、非消費財企業のブランド広告にも効果的という。 <ST>
情報提供元: FISCO
記事名:「 新興市場銘柄ダイジェスト:リボミックは昨年来高値、Synsがストップ高