1. 2025年9月期の見通し 2025年9月期の連結業績は、売上高で前期比3.2%増の9,586百万円、営業利益で同8.6%増の481百万円、経常利益で同2.9%減の536百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同13.6%増の436百万円を見込んでいる。前期に発生した特殊要因の剥落によって経常利益のみ減益を見込んでいるものの、売上高とその他の各利益に関しては順調に拡大する見通しだ。2025年9月期は中期経営計画第1段階の最終年度に当たる。良好な事業環境の継続が見込まれるなか、引き続き事業投資と人材投資を積極的に行いながら、経営基盤の強化・再構築に注力する構えだ。ITソリューション事業に関しては、2024年9月期に企画提案型ソリューションの実績づくりが順調に進捗した。2025年9月期は、これらの実績を基にさらなる新規顧客の開拓に注力するほか、引き続き受託開発体制と営業基盤の強化を目的とした成長投資を実行していく。また、常駐型案件に関しては派遣単価の引き上げに加えて、高単価案件へと人材を戦略的に振り向けることによって、売上の拡大と利益の積み上げを図る。ITサービス事業については、顧客企業のニーズを反映する形で機能拡充を図り、同社サービスの訴求力と顧客満足度を高めることによって「チケット for LINE Hybrid」「らくらく入場サービス HINORI」「iDEP」の導入先を拡大する方針だ。