3. 営業強化や採算改善により2025年3月期も引き続き2ケタ営業増益、最高益更新へ 2024年3月期の業績は、売上高が75,631百万円(前期比7.1%増)、営業利益が5,480百万円(同29.2%増)となり、過去最高を更新した。売上面では、2023年3月期に伸長したSG市場向けとIP市場向けのプリンタは減少したが、TA市場向けに投入したDTF(Direct to Film)機が先進国を中心に販売好調、インクの販売も堅調に推移した。利益面では、2023年3月期に調達した半導体など高コスト部材の影響はあったが、販売価格の見直しに加え為替のプラス効果などもあって大幅増益となった。同社は2025年3月期の業績見通しについて、売上高80,800百万円(前期比6.8%増)、営業利益6,500百万円(同18.6%増)を見込んでいる。営業強化などによりすべての市場で増収を見込むほか、高コスト部材の使用が進んだことから、2ケタの営業増益を予想している。