*11:41JST And Doホールディングス---3Qは2ケタ増収、不動産売買事業が好調に推移 And Doホールディングス<3457>は13日、2024年6月期第3四半期(23年7月⁻24年3月)連結決算を発表した。売上高は前年同期比37.0%増の492.49億円、営業利益は同0.7%減の24.26億円、経常利益は同9.3%減の22.42億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同6.4%減の14.93億円となった。

フランチャイズ事業の売上高は前年同期比0.8%増の23.69億円、セグメント利益が同2.9%減の14.94億円となった。開発余力の大きい首都圏をはじめとした都市部の新規加盟開発活動に注力し、店舗数拡大によるブランド認知度の向上に加え、積極的な広告宣伝及び人材投資により新規加盟店舗の獲得に努めてきた。当第3四半期累計期間における新規加盟契約は83件を獲得し、累計加盟店舗数は705件となった。また、スーパーバイザーの加盟店フォロー体制の強化や各種新規サービスの開発及び提携企業の拡充を進め、当第3四半期累計期間における新規開店店舗数は64店舗、累計開店店舗数は625店舗となった。

ハウス・リースバック事業の売上高は同19.9%増の181.51億円、セグメント利益が同7.1%減の20.53億円となった。老後の生活資金や事業資金への活用など、さまざまな資金使途に対応可能な不動産を活用した資金調達方法として顧客のニーズは高く、問合せ件数及び仕入契約件数は順調に推移した。当第3四半期累計期間においては、881件を新規に取得し、当第3四半期末時点で累計保有件数718件を賃貸用不動産として運用した。また、充実した在庫を活かして流動化を実施し、811件をファンドや不動産買取会社等への譲渡、再売買及び処分により、キャピタルゲインの獲得を図ってきた。

金融事業の売上高は同16.6%減の3.34億円、セグメント利益が同51.3%減の0.49億円となった。グループの強みである全国ネットワークの査定力、販売力を活かし、不動産の活用により顧客の資金ニーズに対応してきた。リバースモーゲージ保証事業では、リバースモーゲージの認知度拡大、利用促進に向けた提携金融機関の新規開拓及び連携強化に努め、提携数は51行となった。また、当第3四半期累計期間においては、新規保証件数は394件、累計保証件数は1,511件となり、保証残高は181.73億円となった。一方で、注力事業の転換のため不動産担保融資は縮小し、当第3四半期末時点の貸付残高は19.32億円となった。

不動産売買事業の売上高は同69.6%増の258.19億円、セグメント利益が同28.6%増の19.78億円となった。不動産売買仲介直営店との連携等により仕入の強化及び市場のニーズに適した商品化による販売の促進に努めてきた。積極的な仕入により商品在庫は充実しており、住宅ローンが引き続き低水準で推移する中、住宅需要は堅調に推移し売却が順調に進み、当第3四半期累計期間における取引件数は687件(前年同期比54.4%増)となった。

不動産流通事業の売上高は同15.0%減の8.26億円、セグメント利益が同4.9%増の4.40億円となった。不動産売買仲介事業を行っている。ワンストップサービスの起点として、各事業とのシナジーを効かせた収益の獲得を図ってきた。住宅ローンの低金利継続により実需は堅調に推移したが、注力事業への人員シフトによる店舗統合等の影響により、当第3四半期累計期間における仲介件数は1,297件(前年同期比17.5%減)となった。

リフォーム事業の売上高は同5.9%減の17.46億円、セグメント利益が同2.8%減の1.49億円となった。不動産売買仲介事業との連携による中古住宅+リフォーム受注や、住宅設備メーカー等とコラボレーションしたリフォームイベントを積極的に開催することで集客に繋げてきた。当第3四半期累計期間における契約件数は1,099件(前年同期比10.8%減)となり、完工件数は1,138件(同11.5%減)となった。

2024年6月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比15.8%増の573.70億円、営業利益が同13.3%増の36.00億円、経常利益が同7.2%増の36.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同8.2%増の23.76億円とする期初計画を据え置いている。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 And Doホールディングス---3Qは2ケタ増収、不動産売買事業が好調に推移