*16:12JST 新興市場銘柄ダイジェスト:NPC、Welbyがストップ高 <7829> サマンサJP 70 -20
上場来安値。コナカ<7494>との株式交換による経営統合で最終合意したと発表している。サマンサタバサジャパンリミテッド株1株に対し、コナカ株0.155株を割当交付する。2月20日に締結した基本合意書に基づくもので、サマンサタバサジャパンリミテッド株は6月27日に上場廃止となる予定。株式交換の効力発生予定日は7月1日で、サマンサタバサジャパンリミテッドはコナカの完全子会社となる。

<4438> Welby 729 +100
ストップ高。中部電力<9502>と資本業務提携すると発表している。第三者割当で中部電力に新株43万4782株(募集後の持株比率は5.26%)を割り当てる。調達資金の約4.97億円は新規事業開発・投資などに充てる。中部電力子会社のメディカルデータカード(東京都新宿区)の株式の過半数を1.50億円で取得して子会社化するほか、急性期医療機関との間の新たなPHRプラットフォームサービスに関する共同研究などを行う。

<4412> サイエンスアーツ 580 -13
続落。楽天グループ<4755>の楽天モバイル、同グループが運営する旅行予約サービス「楽天トラベル」とともに、宿泊施設向けに「Rakuten最強プランビジネス」とIP無線アプリ「Buddycom」を特別価格で提供するセットプラン「楽天モバイルBuddycomセット」の提供を開始したと発表している。宿泊施設は電波法改正に対応しつつ、スタッフ間のコミュニケーションコストの削減や宿泊客の満足度向上、業務効率化を図れるとしている。

<6193> バーチャレク 927 +27
大幅に3日ぶり反発。グループ会社のバーチャレクス・コンサルティング(東京都港区)が生成AIを活用した次世代型コンタクトセンターサービスとして「生成AIコンタクトセンターサービス(AI-BPO)」の提供を開始すると発表している。生成AIをオペレータの代わりに顧客フロントとして活用することで、顧客対応の省人化やコスト削減に加え、電話ではなくノンボイスのチャネルで自己解決したいユーザーにも貢献するとしている。

<3692> FFRI 2426 +268
年初来高値。24年3月期の営業利益予想を従来の2.61億円から4.96億円(前期実績2.02億円)に上方修正している。受注案件の増加で売上高が計画を上回る見通しとなったほか、人件費及び採用関連費用が想定より減少したため。外部サービスの利用料やライセンス料の減少、持分法適用会社の業績が案件増加で当初計画を上回る見通しとなったことも利益を上振れされる要因となっている。

<6255> NPC 982 +150
ストップ高で年初来高値更新。24年8月期の営業利益予想を従来の15.84億円から21.49億円(前期実績9.76億円)に上方修正している。好調な部品販売に加え、国内電子部品業界向けのFA装置案件の一部が前倒しで計上されるため。利益率の高い部品販売の増加や仕入コスト、現地作業費の原価低減も利益を押し上げる見通し。第2四半期累計(23年9月-24年2月)は前年同期比192.3%増の6.56億円で着地し、会社計画(3.63億円)を上回った。 <ST>
情報提供元: FISCO
記事名:「 新興市場銘柄ダイジェスト:NPC、Welbyがストップ高