販売体制の強化に関しては、2021年10月に営業組織を顧客の属性に特化した組織体制へと変更した。加えて、コロナ禍によってリモートワーク中心に変化している顧客に対応するために、オンラインセミナーを通じた販売体制を構築した。2022年9月期は全40回のセミナーを実施し、問い合わせ件数は6,600件(受注金額は140百万円)まで拡大した。さらに2023年9月期においては、オンラインで営業活動を行う専門の部署を新設し、販売体制をより時代にあった形へと進化さた。また、「UNIVERSE」が保有するデータを活用した新製品も順調に市場に投入されている。直近では、先述の「まちあげ」、「UNIVERSE for 新NISA」、「マーブル」などが該当する。
また、非Cookieビジネスを垂直に立ち上げられる点も同社の特徴だ。同社はデータ保有企業向けプラットフォーム(UNIVERSE DATA PLATFORM)、広告主企業向けプラットフォーム(UNIVERSE Ads)、広告掲載メディア企業向けプラットフォーム(MicroAd COMPASS)のすべてを自社で取り扱っており、Cookieに代わる技術を迅速にすべてのプレイヤー向けサービスに反映ができる。