*15:33JST ブランジスタ Research Memo(3):急成長「アクセルジャパン」を展開 ■ブランジスタ<6176>の事業内容

1. プロモーション支援事業
プロモーション支援事業では、企業の成長を加速させ、日本経済の再興に貢献することを目的に、企業支援プロジェクト「アクセルジャパン」を展開している。「アクセルジャパン」に参画すると、顧客は初期費用無料、月額定額制(月々40万円~)で有名タレントの肖像(1タレントで写真素材約300パターン・動画素材約20パターン)を使用したPRが実現できることに加えて、一流経営者の講演会やセミナーへの参加や経営者同士のビジネスマッチングといったサービスも利用できる。特にタレントの肖像に関しては、一般的に有名タレントの契約料は高額になるため、経営資源に限りのある中小企業は有名タレントを使った宣伝効果の高いプロモーションを展開できない。これに対して「アクセルジャパン」は、同社が高額な契約料を負担してしているため、顧客はタレントの写真や動画を広告やプロモーション、採用活動などに、利用することができるのである。また、タレントの変更やポータルサイトでの利用、アフィリエイト広告への利用が可能という、他社に比べて使用用途が広く、柔軟性が非常に高いツールとなっている。

「アクセルジャパン」は、同社がメディア事業で培ってきた強みを活かして生みだされた新事業で、現在、アンバサダーとして契約しているタレントには、ヒロミ氏をはじめ名倉潤氏、板野友美氏、篠田麻里子氏、上地雄輔氏、鈴木杏樹氏、岡田結実氏、藤森慎吾氏、赤星憲広氏がおり、随時追加されることになっている。こうした特徴から、2022年10月の「アクセルジャパン」始動以来、テレビ各局(民放全局)や新聞、ウェブニュースなど、数多くの番組・記事で紹介され、抜群のパブリック・リレーションズ効果をあげている。なお、「アクセルジャパン」は年間契約のみとなっており、利用企業から同社に毎月支払いがあるが、2022年9月期第1四半期連結会計期間の期首から適用している「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等においては使用権に該当するため、契約を開始した時点で契約期間中(1年間分)の売上高をすべて一括計上することとなっている。

また、「アクセルジャパン」は、全国9拠点で会員数約4,000名の経営者が集う日本最大級の経営者交流団体「パッションリーダーズ」と連携しており、「アクセルジャパン」参画企業の経営者はセミナーなど「パッションリーダーズ」のすべてのプログラムに無料で参加し、他業種やリーダー同士の交流を通して知恵・人脈・仲間を得ることができる。2023年4月からは、企業の成長支援の場をさらに広げることを目的に、TOKYO MXで本格的経済番組「アクセルジャパン presents 企業家たちの挑戦ストーリー」の放送を開始した。キャスターの安藤優子氏が、独自の視点で社会課題の解決に挑む企業のビジネスモデルや経営ノウハウを深掘りする番組となっている。

このように、「アクセルジャパン」に参画すれば、中小企業でも有名タレントを使用した広告などを実現し、自社のプレゼンス向上や差別化を図ることができ、「パッションリーダーズ」などを通して企業経営者自身も学習し、成長していくことができる。このため「アクセルジャパン」は大変好評で、スタートした初年度から売上高1,073百万円、セグメント利益368百万円の実績を上げ、早くも同社最大の利益を上げる事業へと成長した。さらに「アクセルジャパン」が対象とする企業は個人経営を除いて全国に206万社あり、今後、「アクセルジャパン」に参画する企業が加速度的に増えていくことが容易に推察される。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)

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情報提供元: FISCO
記事名:「 ブランジスタ Research Memo(3):急成長「アクセルジャパン」を展開