*11:01JST 戸田工業---営業外収益の計上及び2024年3月期第2四半期の業績予想と実績との差異並びに通期連結業績予想の修正 戸田工業<4100>は10日、営業外収益の計上及び業績予想と実績との差異並びに通期連結業績予想の修正を発表した。

当第2四半期連結累計期間において、同社の持分法適用関連会社の利益計上に伴い、持分法による投資利益5.68億円を営業外収益として計上した。

実績との差異は、売上高が前回予想比1.4%増の126.74億円、営業損失が前回予想5.00億円の赤字から0.11億円の赤字に減少、経常利益が同142.5%増の9.70億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同167.0%増の8.01億円、1株当たり四半期純利益は138円71銭。第2四半期連結累計期間については、複写機・プリンター向け材料、触媒向け材料等の売上は想定よりも下回ったものの、製品価格是正活動の効果及び電池関連材料の製造を営んでいる同社の子会社において、当初は下期に見込んでいた売上の一部が上期に前倒しになったことにより、売上高は当初の予想を上回った。利益面においては、売上高の増加に加えて、一部の原材料及びエネルギー価格の高騰が落ち着きを見せたことにより、各利益は当初の予想を上回った。

2024年3月期通期連結業績予想数値(2023年4月-2024年3月)は、売上高が前回予想比8.6%減の265.00億円、営業利益が同75.0%減の2.00億円、経常利益が同13.3%減の13.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同30.0%減の7.00億円、1株当たり当期純利益は121円22銭に修正した。通期連結業績予想については、複写機・プリンター向け材料、触媒向け材料、誘電体材料の各市場における需要は徐々に回復に向かってはいるものの、回復のスピード感は想定よりも緩やかになると見込まれることから、売上高は当初の予想を下回る見通しとなった。利益面においては、売上高の減少により、営業利益は当初の予想を下回る見通しとなった。また、持分法適用関連会社の収益が当初の予想より増加する見込みではあるものの、営業利益減少の影響が大きく、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益においても当初の予想を下回る見通しとなった。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 戸田工業---営業外収益の計上及び2024年3月期第2四半期の業績予想と実績との差異並びに通期連結業績予想の修正