*15:49JST アーバネット Research Memo(9):「サステナビリティ基本方針」を改めて制定 ■アーバネットコーポレーション<3242>のESG・SDGsへの取り組み

1. サステナビリティ基本方針の制定
同社グループは、「人々の安全で快適な『くらし』の提案を行い、豊かで健全な社会の実現を目指す」ことを企業理念に掲げ、これまでも事業活動を通じて社会の課題解決に取り組んできた。2021年11月18日には「サステナビリティ基本方針」を改めて制定し、持続可能な社会への貢献とともに、企業価値の向上を目指す方向性を明確に示した。

2. SDGsへの取り組み
SDGsに関するマテリアリティ(重点活動)についても以下のように特定し、事業計画のなかに具体的に取り込むことで、実効性の高い活動を推進する方針である。

【重点活動1】理想の住まいの開発
都心のワンルームマンション事業で長年蓄えてきたスキルとノウハウにより、安全で快適な住居を開発・提供することで、持続的な経済の発展に貢献していく。具体的には、1) 居住者アンケートの分析を踏まえた改善、2) 美的で洗練されたモノトーンの外観マンション等に取り組む。

【重点活動2】芸術、美術活動への取り組み
勉学に励む若手芸術家の発掘・支援・育成を実施することで、豊かで健全な社会の実現に貢献していく。具体的には、1) 自社開発マンションのエントランスホールに展示する立体アート作品を若手芸術家から購入するほか、2) 若手芸術家の発掘のため、学生限定の立体アートコンペティション(AAC)の主催を実施していく。

【重点活動3】環境等への取り組み
環境や貧困等の社会的問題に取り組む。具体的には、1) 「アーバネット防災プログラム」への取り組みを通じた気候変動への対応、2) ZEH仕様マンション開発による脱炭素社会への貢献、3) 国連UNHCR協会への寄付※などを実施していく。

※2022年11月には国連UNHCR協会を通じて、ウクライナ及びヨーロッパ地域での救援活動に対して100万円の寄付を行った。ウクライナ難民支援を目的とした寄付は2022年3月に続き、2回目となる。


【重点活動4】魅力ある職場実現
魅力ある職場づくりを通じて、有為な人財を育成し、持続可能な社会の実現に貢献する。具体的には、1) 「健康経営優良法人」への認定や、2) 女性管理職の登用、3) 各種研修体制の充実などにも取り組んでいる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)

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情報提供元: FISCO
記事名:「 アーバネット Research Memo(9):「サステナビリティ基本方針」を改めて制定