(1) 基幹収益源の拡張 (基幹収益源の拡張) 持続的成長への経営基盤を確立するため、主に以下の4つの施策でこの目標達成を目指す。 a) 保守事業による安定した収益構造の維持・拡張:継続的なバージョンアップによる保守更新率向上 b) シェア拡大:OEM強化及び同業他社、生産財メーカーへのCAD/CAMエンジンの提供 c) 国内+海外戦略強化:海外拠点及び技術代理店の拡充(ASEAN地域)、技術サポート/ユーザーカスタマイズの地域完結型事業モデルの構築 d) 事業スタイル変化への対応:オムニチャネル化、ニューノーマル(新常態)対応
(CAMのマルチプラットフォーム化拡大) 同社の「CAM-TOOL」が米国Siemens Digital Industries Softwareの「NX」に搭載されている。「NX」は既に世界の主要自動車メーカー・サプライヤーの基幹CADとして採用されており、Tier1部品メーカーも追随し利用が拡大している。この「NX」に同社の「CAM-TOOL」を搭載し「CAM-TOOL for NX」として上市済みだ。既存の「NX CAM」の機能を同社製の「CAM-TOOL」が補完することになり、ユーザーは製品設計から金型加工まで統合された最適なシステム環境を構築することが可能となった。2020年1月より電通国際情報サービス<4812>を販売代理店として国内販売を開始しており、現在は大手製品メーカーへの導入を狙っている。