マイクロアド<9553>は17日、子会社のMicroAd Taiwan(マイクロアド台湾)が、動画を活用した訪日観光客向けインバウンドマーケティングサービスを開始し、パロニムと業務提携し中華圏での訪日観光客向けのインバウンドマーケティングサービスを強化していくことを発表。

日本政府による9月からの外国人観光客向け添乗員なしパッケージツアーの受け入れ再開や、10月の水際対策緩和の発表を受け、10月の訪日外客数はおよそ50万人と9月の20万人から倍以上の伸びとなった。

同社は、アジア各国の現地法人で培ってきたソリューションの知見を活かし、インバウンド市場の活性化に貢献しサービスを拡充している。マイクロアド台湾は、台湾・香港女性向けメディア「Japaholic」をもとに、さまざまな日系企業のインバウンドマーケティング支援をおこなっている。

パロニムは、地方自治体のインバウンド施策にも活用されているインタラクティブ動画技術「Tig」の開発・提供をしている。
「Tig」は、映像内に出てくる情報を、画面上からタップするだけで様々な情報を得ることができるインタラクティブ動画テクノロジー。直感的に情報を取得することができ、言葉の壁などの不便さを越えて観光情報を入手することができる。さらに、ユーザーのデータが計測でき、訪日観光客の興味関心を細かく分析することができるため、自治体は今後の訪日観光客誘致に向けた効果的なプロモーションに繋げることが可能としている。

今回の業務提携により、マイクロアド台湾は今後、「Tig」を活用した日系企業や地方自治体とのタイアップ企画、旅先で使用可能なクーポンの掲載などのプロモーション支援をおこなう。また、「Japaholic」内でも、「Tig」を活用したプロモーション動画を展開していく。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 マイクロアド---マイクロアド台湾、動画を活用したインバウンドマーケティングサービス開始