■今後の見通し

1. 2022年11月期の業績見通し
エスプール<2471>の2022年11月期の連結業績は、売上高で前期比15.7%増の28,770百万円、営業利益で同19.9%増の3,200百万円、経常利益で同18.8%増の3,176百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同13.4%増の2,133百万円と2ケタ増収増益が続く見通し。売上高は10期連続、各利益は7期連続での過去最高更新を目指していく。売上総利益率は障がい者雇用支援サービスの売上構成比変化により前期比0.3ポイント低下するものの、販管費率が同0.7ポイント低下することにより、営業利益率は同0.4ポイント上昇の11.1%を見込んでいる。

事業セグメント別では、ビジネスソリューション事業、人材ソリューション事業ともに2ケタ増収増益となる見通しで、特にビジネスソリューション事業については障がい者雇用支援サービスの好調持続や、広域行政BPOサービスや環境経営支援サービス等の新規事業が成長することにより20%台の増収増益を見込んでいる。なお、親会社株主に帰属する当期純利益の増益率が経常増益率よりもやや低くなるのは、前期の実効税率が従業員の所得向上に伴う税額控除適用により低かったことによるもので、2022年11月期はこうした効果を見込んでいない。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)


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情報提供元: FISCO
記事名:「 エスプール Research Memo(8):22年11月期も主力事業を中心に2ケタ増収増益が続く見通し