アンジェス<4563>は19日、バイオ医薬品企業であるVasomune Therapeutics社と、重度のCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)入院患者に対して、共同開発している治療薬AV-001評価のための前期第2相での投与を開始したことを発表。

AV-001は、重度のCOVID-19およびARDSの治療薬として開発されている。Tie2受容体を標的とする新規ペグ化ペプチドで、血管系を正常な状態にするためのアンジオポエチンおよびTie2のシグナル伝達経路を活性化するように設計されている。

今回の前期第2相臨床試験は、二重盲検、標準医療を行うプラセボとの比較対照で、一日のAV-001実薬投与量を12.5μg/kg、25μg/kgおよび56μg/kgに振り分けて投与し、その結果を評価する。なお、目標集積症例数は約120例で、実施施設は15施設を予定し、米国から開始し、続いて南米でも実施する。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 アンジェス---重度のCOVID-19入院患者に治療薬AV-001の前期第2相投与開始