リソルホールディングス<5261>は16日、東京証券取引所の市場区分の見直しに関してプライム市場を選択する申請書を提出し、新市場区分の適合に向けた計画書を作成したことを発表。

同社は、移行基準日時点(6月30日)において、「流通株式時価総額」及び「1日平均売買代金」について、プライム市場の上場維持基準を充たしていない。
同社は、業績の向上と株主への利益還元による企業価値向上を図り、株式流動性の向上につながる施策を実施し、「流通株式時価総額」及び「1日平均売買代金」を上昇させ、2025年度末までに上場維持基準への適合を目指す。

業績の向上については、急速に変化するマーケットに対応した戦略で既存事業の成長を図り、コロナ後の新しい価値観を積極的にとらえ、既存のハード・ソフトを活用した新規事業を構築し、コロナ禍以前の利益水準への立て直し、また更なる収益拡大に向けて業績を向上させていくとしている。 なお、各事業において、業績の向上を図り、2025年度末までに経常利益22億円の達成を目指す。

株主還元については、手元資金の確保、不測の事態が生じた際の経営と雇用の安定化を重要視し、2020年3月期より1株当たり70円から50円と以前の水準へ減額していたが、各事業における業績向上を図り、配当金額の向上及び継続・安定的な配当に努めるとしている。

流通株式比率の増加等については、流通株式比率の増加と併せて、業績の向上、株主還元の実施等による企業価値向上に努めることで時価総額の上昇を図り、流通株式時価総額の基準達成を目指していくとしている。

同社は、これらの取り組み等により「流通株式時価総額」及び「1日平均売買代金」の基準適合を図り、さらに「プライム市場」に求められるコーポレート・ガバナンス水準の充足に向けて努めていくとしている。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 リソルホールディングス---プライム市場の上場維持基準の適合に向け計画書作成